「EQ英会話」から聞こえてくる、いきなりF1ドライバーの真似はするな、というメッセージ
2017年12月追記:
本城武則さんの「なぜ私たちは3ヶ月で英語が話せるようになったのか」は無料配布のテストマーケティングを終了し、DVDと書籍セットでの発売になりました。
DVDの方は詳しくレビューをしたことがありましたが、今回はプレゼントで付いてくる書籍をご紹介します。
パッとこのページの内容を見る
EQ英会話・書籍はどんな感じ?
初期のDVDには本は無かったので、改めて取り寄せました。
ページ数170以上、定価1,300円(+税)のしっかりとした本ですが、今(2015年10月現在)DVDブックを買うと、プレゼントとして無料でもらえます。
基本的な中身はDVDで述べられている内容が文章として収まっており、話の重要なポイントが分かりやすくまとめられており、出先で空き時間にちょこっと読むのに向いている作りです。
DVDを電車で見るのは現実的ではありませんが、この本なら通勤通学中などにサッと開いて、スキマ時間を有効に活用できると思います。
そして私がいつも本城式EQ英会話でいいなと思う、心から共感するのは、本城武則さんの英語に対する考え方です。
どの主張も(おこがましいですが)私が手さぐりで自分なりに得た考えと本当に合致していて、大げさでなくページをめくるたびに「そうそう、英語ってそういうことだよね」と頷かされます。
英語EQを測定するテストがあります
この本の初めに英語EQを測定するテストあるので、手にした方はぜひやってみて下さい。
ちなみに「君は他の日本の生徒とはまるで違う、全くシャイではない」とイギリスの先生に驚かれた私のEQ得点は、82点でした。
当時の私は留学しただけの何かを得たい、進歩したいと授業も頑張っていましたので、周りの目は、正直全くどうでもよく、自分でコツコツ貯めた貯金をはたいて行った以上、積極的に行かなきゃもったいないと思っていました。
そういう、いざとなったら周囲の目をブッチ切れる性質のある人は、おそらくEQ値が高いのかもしれません。
またもしEQテストの得点が低くても気にする事は一切ないというか、一番多いのは恐らく中間(40~50点)くらいの方だろうと思います。
本城さんもそういった方にこそ効果を感じてもらうべく、EQ英会話を発信されていると思いますので、むしろEQテストの得点が高くないのはラッキーな事で、その方がこれから英会話力が大きく前進する可能性が高いと感じます。
この本の見出しをいくつか読んでみて下さい。
もし何かがピンと来る、自分に必要なのはここに書いてある事かもしれないと思ったら、EQ英会話はきっとあなたの役に立つと思います。
外国語力と母国語力にはきっと相関関係がある
外国語力と母国語力にはきっと相関関係がある、英語の上達だって母国語力が高い方が良いはず(参照:あなたの日本語の話し方が、あなたの英語の話し方)だと、ずっと感じていましたが、本城さんもそうしたお考えのようです。
外国語でこれを話したい、伝えたいという事があれば、黙っていたって何か伝わる工夫をするもので、それの積み重ねの結果、いつしか流暢に話せるようになる。
意外にそんなものじゃないかと「のどじまんTHEワールド!」を見ていて、いつも思います。
(ニコラス君はもはや番組レギュラーでは・・・いつも楽しみにしています・笑)
私の語彙力の60%くらいは、洋楽と洋画、海外ドラマから得ていると思います。
学校関係で手にしたもの以外で、英単語帳のようなものを買った記憶はありませんが、それでも飽きずに続けていれば、海外で生活基盤を整えられるくらいの語彙力は身に付くのかもしれません。
ただし若いころに系統立てて専門学校で英語を学んだ夫に比べて、まだまだ知らない単語は多く、英語で商談をせよと言われれば、まだまだ難しいです。
これまでの経験から、特にイディオムを理解して覚える際は、日本語に直訳して意味合いのイメージを把握した方が良いと思っています。
というのもイディオムは、単語の組み合わせを見ただけでは思いつかないような意味を持っていることがあるので、しっかり日本語でイメージして覚えないと、意味の想像がつかない、全く分からない、もうどうしようも無い・・・という事が起こり得ます(笑)。
いきなりF1ドライバーの真似はするな、というメッセージ
英語が堪能な人は英語で考えて話すと聞きますし、事実だと思いますが、それは例えばF1マシンも乗りこなせるスーパーライセンス所持者であれば、の話だと思っています。
こちらは普通車で充分ですし、今のところ動体視力も到底彼らには及ばないのですから、いきなり時速300キロでカーブを回れる人の真似をしたところで、派手に事故って再起不能になるのがオチではないでしょうか。
自信が無ければ一旦停止して、ゆっくり標識を確認してから再スタートしたって良いと思います。
まず大切なのは英語は難しい、と苦手になってしまわないことです。
運転(英語)に不慣れな人には早すぎる方法は、この際にっこり笑顔でスルーして、運転しやすく楽しい方法で我が道を進む方法も全然アリだと思います。
・・・とまあ、今回も非常に長いレビューになってしまいましたが、一言でまとめると
従来の英語学習ではサッパリ成果が出なかった、
真面目に取り組んで来たのに、上達の実感が得られない、
もう何が駄目なのか、どこから取り組めばよいのか分からない、という方に
もっと簡単でリラックスした方法があるよ、と教えてくれるDVDブック
という事になると思います(一言で収まってませんが・・・)。
「なぜ私たちは3ヶ月で英語が話せるようになったのか」DVDブックのお申し込み・詳細 >> ※お申込み受付は終了しています
ただ一つ誤解のないようお願いしたいのは、
本城式EQ英会話のキャッチフレーズ「3か月で英語ペラペラ」の「ペラペラ」は
「正確で綺麗で流暢な英語がペラペラになる」という意味ではないという点です。
EQ英会話で言われている「ペラペラ」は
今まで外国人の前に出ると言葉に詰まっていたような人が
「堂々と自信を持ってペラペラと話せて、前より相手に伝わるようになる」という事です。
自分の中に無い力を一瞬で与えてくれるような、魔法のような方法などありません。
EQ英会話は、今まで本来の力の50%しか出せていなかった人が
100%の力が出せるようになる方法、ということです。
多くの人が、100%の実力を出せていないまま、
どうして自分はいつまでも英語が出来ないんだろう・・・と悩んでいます。
そこをEQ英会話を通じて「それは何故か」「100%の実力を出すにはどうすればよいか」を知ることで、結果的に今までより英会話力をグンと伸ばせるというわけです。
そこに着目した人って、いままであまり居なかったように思いますが
英語に限らず語学力を伸ばす上で、すごく大事なポイントを突いていると感じます。
もう一度一言まとめ、やってみます。
まずは楽しくドライブ(英会話)してみようよ、
そのために必要な最小限のことだけ教えるから、
と聞こえてくるDVDブック
自分に必要かもしれない、と感じたら、ご一読をおすすめします。
軽自動車だってフェラーリだって「道を走る」ことに変わりなし
反応が高速でペラペラな人は確かにすごい、しかし低速でノロノロだって英語は通じる、話すことさえ止めなれば。そして段々、上達する。
「なぜ私たちは3ヶ月で英語が話せるようになったのか」のまとめ
このDVD自体は、英語が話せるようになるDVDというよりも、世界の人たちと英語で堂々とコミュニケートしたり、日本人として自信を持って世界でふるまうために重要なことを学べる、という内容になっています。
もちろんこのDVDには、英会話のコツやイメージフォニックスの話もあるんですが、全体としては「国際的な人とはどんな人物?どうしたらそうなれるか?」というのがテーマになっていると思います。
この話が面白いんです、非常に。
この本城さんという方は海外在住歴の長い方のようですが、中身はサムライ気質というか、日本が好きで、世界でもっと日本人が堂々と活躍して欲しいと思っている人なんじゃないかと感じました。
このDVDは、見ただけで英語がペラペラになるとか、日常会話が出来るようになるとかいったものではありません。しかし、海外でいっぱしの日本人として現地の人と渡り合う際に、語学以上に重要で必要なことが語られているDVDです。
どの国に行ってもカッコ良い日本人でありたいと思う方は、とりあえず見ておくといいんじゃないかな~と思います。
コスパの良さ | 効果期待値 | 続けやすさ | 理解しやすさ | おすすめ度 |
16 /20点 | 15 /20点 | 20 /20点 | 19 /20点 | 19 /20点 |
合計:89 /100点 |
こちらもよく読まれています
- 1
-
英会話教材のおすすめ度・人気度一覧表
趣味で・勝手に・自腹で、調査した英会話教材、これまでの私のおすすめと本音の総決算 ...
2019/12/28