ホワイトカラー シーズン4 第13話より:

grasp at straws
藁にもすがる、困り果てて何にでもすがる


エレンの遺品から出てきた謎の鍵は、建物や部屋の鍵ではなく
特定の場所の風景をかたどったものだったことを掴んだニールとモジー。

二人はピーターの妻・エリザベスの言うとおり、ピーターを巻き込まないよう
秘密裏に場所探しを始めていた。

この鍵が示す場所に、自分の父の無実、
そしてエレンを殺した犯人を追い詰められる証拠があると信じて
マンハッタン中を探し回っていたが、その成果は芳しくなかった。

何しろニールをしても手がかりが少なすぎるのだ。

Where to?
どこへ行く?(モジー)

Ellen once mentioned she liked to watch the tugboats from Brooklyn Bridge Park.
エレンはタグボートを見るのが好きだって言ってた、ブルックリン橋の公園から。(ニール)

Hmm, tugboats. Really?
タグボートねぇ。それだけかよ?(モジー)

I know I’m grasping at straws.
今は藁にでもすがるしかない。(ニール)


Where to? 「どこへ行きますか?」はタクシーに乗ったときに
よく聞かれる決まり言葉で、このシーンでもイエローキャブの運転手に扮したモジーが
ニールを乗せてから訊ねています。

mention 「~について話す、言及する」。

誰かにお礼を言われた時などに使う

Don’t mention it.
どういたしまして / きにしないで


という返し言葉でもよく耳にします。

そして grasp at straws は「藁にもすがる、困り果てて何にでもすがる」。

grasp は「強く握る、ギュっと掴む」、straw は「藁」ということで
これも日本語のことわざ「溺れる者は藁をも掴む」と一致した言い方で面白いですね。



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