「PREACHER/プリーチャー」シーズン1 第10話より:

out of spite
腹いせに、面当てに


ドニーの家にかくまわれていたジェシーを見つけたチューリップ。

ジェシーは今度の日曜までひっそりと隠れているつもりだが
チューリップはやっと見つけたカルロスに一刻も早く復讐したいがために
彼を激しい言葉で焚きつける。

彼女はカルロスのせいで、ジェシーとの間に宿った子供を流産していたのだった。

I’m saying Carlos took everything from us, Jesse!
カルロスはあたしらから全てを奪ったんだよ、ジェシー!(チューリップ)

Because he was jealous! Out of spite!
嫉妬して! 腹いせに!(チューリップ)

Eye for an eye! And you know what that means!?
目には目をだ! どういう事かわかる!?(チューリップ)

That means we get to kill him!
奴をぶっ殺すの!(チューリップ)

No matter what we do, that baby ain’t never coming back!
俺たちが何をしたって、赤ん坊はもう帰ってこない!(ジェシー)

I know! And someone’s got to pay!
分かってる! だからそのつけを払わせてやるんだ!(チューリップ)


out of spite は「腹いせに、面当てに」。

spite「悪意、意地悪」out of~「~から」ということで
悪意から特定の相手に嫌がらせをする=「腹いせに、面当てに」という意味になります。

ジェシーとチューリップ、そしてカルロスはどうやら昔、
一緒にチームを組んで強盗・窃盗をやっていたようです。

eye for an eye「目には目を」。

元は聖書に出て来る言葉のようで、
自分に害を成した者に、同じくらい酷い目に遭わせるという報復律。

チューリップはお腹に宿った命を失ってしまった、
だからカルロスにも命で償わせる、と言っています。

恐らくチューリップの妊娠をカルロスは知らなかったと思いますが
彼の出来心が悲劇に発展してしまったようです。


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