「リスニングパワー」効果検証 by 日本未放映のドキュメンタリー視聴
ここのところ「成功英語 発音の3ステップ」の練習が主になっていて
「リスニングパワー」は1ヶ月のうち3~4回聞く程度です。
英語の発音とリスニング力には繋がりがあるというのは
スコット・ペリー氏も言っていることなので、
久々にリスニングを試して見る気になりました。
自分のリスニング力をテストするのに私が好んで使っているのは
日本未放映の海外ドキュメンタリーです。
その理由はドラマや映画のような字幕無し・台本無しの作品が多いことと
出演している人たちが、ボイストレーニングなど受けていない一般の人たちであるからです。
つまり「非ネイティブへの手加減ゼロ」の生英語に
じゃんじゃん挑戦できるというわけです。
これこそ自分の耳とネイティブ会話のガチ勝負。
腕が鳴る、いや耳が鳴るではありませんか。
というわけで、「Born Rich」です。
私は以前からこの作品をリスニング力のバロメーターにしているんですが
これはアメリカの衛生用品メーカー、
ジョンソン&ジョンソンの御曹司が製作した作品で
「大富豪から見た大富豪のリアル」を描いています。
本編は1時間以上あり、
アメリカで暮らす大富豪の子息・令嬢たちにインタビューをしながら
彼らの本音をあぶりだすという形式です。
同じ作品を数ヶ月時間を空けて見直すことで、前より聞き取れる範囲が広がったか?
それをチェックするようにしています。
大体どんな作品なのか、トレイラーがあったので紹介しますと・・・
<ウェイターたち>
これは「ジョンソン&ジョンソン」一族主催のパーティだ。
誰が実際にジョンソン一族かは分からないので、出席者全員に丁寧に応じてくれ。
<Jamie Johnsonのモノローグ>
僕はずっと前から自分の21歳の誕生日パーティーは、
人生でもっとも素晴らしい日になるだろうと期待していた。
シャンペン・・・綺麗な女の子・・・
これ以上の人生があるだろうかって思うだろう?
それが驚いたことに、あるんだ。
今日の真夜中、
僕は普通の人が一生かかってもお目にかかれないほどの財産を相続する。
物心がついた時から、僕はこの夜を待っていた。
ただ問題は、ついに今その時が来たというのに
このことをどう解釈すべきか分からないってこと。
僕は、大勢の人たちが実力主義社会だと信じたがっている国に暮らしている。
人は自分の能力に応じた収入を得るものだと、皆が信じたがっている国に。
確かにそう思い続ける方がいいだろうと思う。
でも僕にはもうその話は通用しない。
僕の家族が毎年チャリティに数百万ドルを寄付していることは知ってる。
でもそれで公平が保たれていると言えるだろうか。
つまり、僕は一体何をしただろう。
今夜自分が相続する財産を受け取るだけの何かをしただろうか。
僕がしたことは「相続」だけだ。
これは2分ちょっとのトレイラーですが
4回見直して、ほぼ100%の理解が出来ました。
4回見直しながら何をしたかというと例えば、
実力主義(meritocracy)などという単語、この作品で初めて聞きましたが
meritocracyという単語は知らないものの、
m e r t o c r c y というアルファベットの音は聞き取れたので、
それを頼りに検索すると、meritocracyが見つかるという具合です。
以前の記事でも書きましたが、
これがリスニングパワーの効果かなと感じています。
一度も聞いたことのない、知らない単語でも
音だけは結構しっかり聞き取れるようになっていると思います。
そして今回のように単語の音が半分以上聞き取れれば、すぐに探し出せます。
しかしもちろん一番いいのはもっと語彙力を強化して、
知らない単語が出てくる割合を減らすことですよね。
そしてその助けになるのが、特典で付いてくる「ボキャパワー」ということで
「リスニングパワー」は学習者の進歩に必要な教材もセットで付いてくるので
それらを活用すれば、2倍3倍の効果が期待できるように工夫されています。
これがもし英語の周波数に慣れていない耳に、知らない英単語が入ってきたとしたら
多分それは一つのモヤッとした音のかたまりにしか聞こえず
どんな単語なのかを調べるのも大変だろうと思います。
それがリスニングパワーを聞くようになってからは
不思議と知らない単語でも
アルファベットがところどころ聞き取れるようになりました。
やっと「リスニングにパワーをもたらす」という
スコット先生の話がようやく分かってきた気がします。
英語の音が一つ一つはっきりと聞こえる便利さ、理解スピードの向上、
こういうことがスコット先生の言う
「リスニングのパワー」なのかなと実感しました。
「Born Rich」にも出ていたイヴァンカが、ファーストドーターになるとはビックリ
この頃はセントラルパークを見下ろすトランプタワー内の自分の部屋に、ボン・ジョヴィのサイン入りポスターを飾っておられましたよ。
リスニングパワーのまとめ
最初、公式サイトでサンプル音源を聞くと「何だこりゃ?」と誰でも思うはずです。
スピードラーニングなどのような、使える英文を聞くような物ではなく、宇宙的なサウンドや、壊れたレコードのように同じ音が繰り返し流れたりと、かなりキテレツな音が鳴ります。
しかしこのキテレツな音がどういうわけか、私たちのリスニング能力に作用して、英語の音が聞き取りやすくなるんです。そのメカニズムについては公式サイトで紹介されていますが、不思議ですね。
私はこれは「英語教材」というより、耳の治療というか、チューンナップというか、日本語だけに対応している、従来の“1チャンネル耳”を、外国語にも対応している“マルチチャンネル耳”に変える、というイメージを持ちました。
「リスニングパワー」のもたらす英語の聞こえ方は、今まで英語が受信できなかった耳を、英語受信可能な耳に作り変えると言いましょうか。
英語受信用のアンテナが1本、自分に追加されるような感覚です。
コスパの良さ | 効果期待値 | 続けやすさ | 理解しやすさ | おすすめ度 |
19 /20点 | 18 /20点 | 17 /20点 | 19 /20点 | 17 /20点 |
合計:90 /100点 |
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