リスニングパワーが「効果なし」と言われる理由を考えてみました
久しぶりに「リスニングパワー」を引っ張り出してみました。
私の実感では、独学でも一番力をつけやすいのはリスニングだと思っています。
方法は色々ありますが、一貫したコツは「続けること」です。
私の場合は、最初のリスニング教材がこの「リスニングパワー」で、変わった音だなと思って聞いているうちに、徐々に効果を実感出来ました。
しかし巷では結構「リスニングパワーは効果なし」という声もあり、詐欺教材と呼ばれていたりもしているようです。
それはなぜかと考えてみると、ちょっとギャップがあるかもしれないと思いました、期待と効果について。
そこを今日は少し掘り下げてみたいと思います。
2週間後に字幕無しで映画を・・・には条件がある
いま公式ページに行くと「2週間後に字幕無しで映画を見て下さい!」と書いてあります。
これはつまり「字幕無しでも英語が聞き取れるようになる」ことを暗示していると思うんですが、そうなるには前提条件として
・もともとある程度の英語力が身についている
ことが必要です。
もし音を正確に聞き取れたとしても、その意味が分からなければ、字幕なしで映画を見ても楽しめませんよね。
ここにちょっと、誤解のタネを感じました。
更に「有名芸能人、ハリウッド女優が短期間で世界レベルの英語をマスターしている秘密」という項目もあり「忙しい芸能人でも短期間で、ハリウッドで通じる英語力に・・・」と続きますが、これもやっぱりその方が
・後はリスニングを改善すれば、グンと伸びるレベル
に到達しているからこそであり、右も左も分からない初心者の方の場合、そうはいきません。
リスニングパワーはその名の通り、あくまでも「リスニング力強化」に特化した教材であることが、少し分かりづらくなっているかもしれません。
ですから私が思うに、もし英語の基礎(文法、ボキャブラリー、発音等)から学んでいきたいという場合は、別の教材も必要です(ちなみにそんな方にはこれが私のおすすめです)。
なお現在「リスニングパワー」の特典として「ボキャパワー」がセットでもらえるようになっているのも、結局は英語の基礎力(ボキャブラリー)を高めることで、この教材の本当の効果が分かるはずだと、制作側も感じたからだと思います。
本当に出始めのころは、確か「リスニングパワー」だけだったと思うので、きっと様々な感想が届いた結果「ボキャパワー」が開発されセットになったような気がします。
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リスニングパワーは耳だけで聞くというより、脳に沁み込ませる
次にもう一つ、誤解のタネというか、使い方のポイントがあると思います。
少しサンプル音源を聞いていただきたいのですが、リスニングパワーは音が左右によく振れたり、犬笛のような高音が出てきたりと、非常に多種多様の音が入っています。
パソコンのスピーカーや、街中で他の環境音が混じるところで聞いていると、この微妙な音が拾えない気がするのです。
しかしこの微妙な音も英語耳を作るのに必要な音であり、個人的には耳だけで聞くというより、脳にこの音を沁み込ませる過程が大事な気がします。
リスニングパワーは、日本語とは異なる英語の音域を作ることが目的の教材であり、どこにそれを作るかといえば、最終的には脳の中ということになります。
そのためには、なるべく全ての音を耳に入れる事、つまり静かな環境で、スピーカーではなくイヤホンを使って、リスニングパワーに入っている音をしっかり脳に届けるよう意識してみると良いと思います。
とはいえ正直、まあちょっと・・・飽きます(笑)、20分も聞いていると。
意味のある文章ならまだ良いんですが、変わった音の連続とかだと、飽きてくるのは確かです。
それを逆利用する方法は、寝る前に聞くことです。
段々飽きて来るので、そのまま寝てしまうのです。
睡眠学習効果(?)はあるかどうか分かりませんが、面倒だからと聞くのを止めてしまうよりは良いんじゃないかと、どうしてもメンドイ時はそうしていました。
特に推奨されている2週間は、毎日静かな環境で出来れば20分、真面目にやってみると良い変化があるように思います。
道具が良くても練習は必要
基礎練習は単調だし、飽きる。でもそこで積み重ねをした者ほど後に大きく飛躍する。
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