英語の映画やドラマを見ていると、昔(80年代)に比べて今の作品は、話すスピードが早いように感じます。

私が洋楽を聞き始めたのは80年代で、当時はそんなに歌詞を聞き取れないまま、ただ気に入ったメロディの曲を聴いていました。

今振り返ればそれが英語耳の訓練になっていたと思うんですが、果たして今どきの洋楽を聞いていたらどうだったか?

昔より言葉や音がたくさん詰まっているうえに早口で、難易度は上がっているなあと感じます。

80年代の曲や映画は、今見聞きすると良くも悪くもシンプルで、とても聞きやすく、耳慣らしにぴったりだったんだと改めて思いました。

特にマイケル・J・フォックスの映画とか、「プリティ・イン・ピンク」などの青春映画、「グーニーズ」「インディ・ジョーンズ」などの冒険物等々、今見てもやっぱり面白くて、英語も聞きやすくておすすめです。




90年代になると「セックス・アンド・ザ・シティ」とか、もうこの辺から会話のテンポが早い、今どきの感じがします。

SATCは放送当時イギリスで見ていましたが、全体の5割分かればいいくらいで、なかなか難しかったのを覚えています。


今もまだまだ十分とは言えませんが、80年代のドラマや映画をたまに見ると、分かりやすくてホッとします。

あんまり今風の言葉遣いがない(当たり前だけど)せいかもしれません。

日本語にもその時代の話し言葉、テンポやノリみたいなものがあり、例えば現代では小津安二郎の映画のように話す人は多くありませんよね。

英語もそれと同じで、今どきの話し方、テンポがあって、それは大体昔よりスピーディで短くなっている、それがたくさん連なっている感じがします。

なので多分聞き取りがイマイチだなあと思う人でも、20~30年くらいさかのぼった作品を見ると、うわあメッチャ分かる!となります。

たまにはそういう昔の作品で一休みというか、ゆったりしたテンポに触れて自信を深めるのもアリだと思います。


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