本日から「More seniors, more foreigners: How Japan is rapidly changing – お年寄りが増え、外国人も増える:日本は急速どう変わっていくのか」を読んでいます。
When I lived in the Japanese countryside 10 years ago, I rarely came across other non-Japanese residents.
私が日本の田舎に住んでいた10年前は、滅多に外国人居住者とすれ違うことはなかった。
Even in Tokyo, as a tall, white American, I’d sometimes get surprised glances from local residents.
東京においてさえ、長身で白人のアメリカ人は時に地元民から驚きの目を向けられたものだった。
But when I visited last month, I was struck by how much had changed.
だが先月訪れたときは、あまりにも違っていて驚かされた。
Hotels, shopping centres and cafes seemed to have at least one immigrant working there.
ホテルやショッピングセンター、カフェにおいても最低一人は移民の働き手を見かけたのだ。
Some of the young people staffing reception desks and video game arcades wore badges with non-Japanese names.
ホテルのフロントやゲームセンターで働く若い人たちにも、日本語ではない名札が見受けられた。
At one pub-restaurant in Kanazawa, a mid-sized city north of Tokyo, I saw a young Caucasian assistant behind the counter assisting the sushi chef.
東京の北に位置する中規模都市、金沢のあるレストランでは若い白人の助手がカウンターで握る板前さんの背後に控えていた。
At another restaurant, we were served by a non-Japanese waiter from an Asian nation – and ended up communicating in English.
また別のレストランでは、アジア系の外国人のウェイターがついてくれて、終始英語でやり取りが済んだ。
In short? Japan is internationalising – and this process is on the cusp of rapid acceleration.
要するに? 日本は国際化しているということ、それも急加速で転換点に来ているのだ。
in short「要するに、手短に言えば、一口で言えば」。
on the cusp「転換期、変わり目、最前線」。
The driving force is demographic change: Japan’s population is ageing rapidly and shrinking.
この変化の源は人口構造の変化:日本の人口は急激な高齢化と減少期にある。
demographic「人口統計学の」。
Add in other factors including never-before-seen levels of foreign tourism, plus massive preparations for the 2020 Tokyo Summer Olympics, and the result is a nation that desperately needs more workers to fill jobs.
それに加えて、今までにない外国人観光客の増加や2020年のオリンピックに向けた準備等により、日本は空前の人手不足に陥っている。
Japan has been aware of a looming demographic crunch for decades, but because successive governments have been reluctant to take major steps, the problem has become more urgent.
日本は数十年にわたって迫りくる人口激変にさらされていたが、歴代の政府が解決に向けた一歩を渋り続けた結果、喫緊の課題となっている。
be reluctant to「~に気が進まない、気乗りしない、渋々~する」。
Prime Minister Shinzo Abe wants to bring in more foreign, low-wage workers.
安倍首相はさらなる移民や低賃金労働者を増やしたいようだ。
But his proposal to accept hundreds of thousands of people to fill blue-collar jobs by 2025 is highly controversial in a nation that has traditionally shunned immigration.
だが彼の2025年間までに作業労働者をどんどん増やすという案は、伝統的に移民を避けてきた国においては、大いに議論の余地があるだろう。
shun「(いつも決まって)避ける」。
ある人が生まれた国を離れて外国に移住するということは、どういうことなのか。
その国の文化や言語になじみ、不自由なく日常生活を送れた人も、年をとると母国に帰りたくなったり、痴呆が始まると母国語しか喋らなくなるとか聞いたことがあります。
それほど母国というのは、人間にとって強いものなんだろうと思うんです。
それをあえて自分の意志で他国に移り住むというのは、その国によほど思い入れがあるか、経済的な理由か、迫害などを逃れてか、その三つくらいに大きく分けられるかと。
このうち、一番周囲を摩擦を起こさないのは、移り住む国への敬意や好意がうかがえる「その国に思い入れがある」場合かと思います。
この点、安倍首相の進める移民は主に「経済的な理由」からの人々になるんでしょうが、そうであれば個人的には問題や摩擦が増えるだろうなと感じます。
まあこれも世界の流れとして仕方がないことかもしれませんが、日本語が不慣れな人々が増えるにつれ「互いの第二外国語」として英語の必要性は高まってきそうな気がします。
理由は単純明快!「少ないコストでしっかり楽しく学べるから」。
私自身の経験(高機能でビックリ)をびっしり書いていますので、良かったら読んでみてください。
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