先日から「Why living with and tending plants is good for you -「植物との暮らしがあなたにもたらす恩恵」を読んでいます。
・「植物との暮らしがあなたにもたらす恩恵」(1)
・「植物との暮らしがあなたにもたらす恩恵」(2)
・「植物との暮らしがあなたにもたらす恩恵」(3)
Yet she also found out while researching the book that the phenomenon of tending indoor plants has a long history.
だが同時に彼女は文献を調べていた時に、人が屋内植物を愛でる現象には長い歴史があることを発見した。
“I discovered that my generation of Millennial gardeners, who are fascinated by houseplants and see gardening as a form of self-care, were the latest in a series of generations, spreading back centuries, who went to ground or tended to the earth in times of turmoil or difficulty.
「私は観葉植物に魅了され、園芸を自己療法の一つと見なしている同世代の園芸家たちが、何世紀にもわたって混乱や困難の時には人目を避け、土に寄り添ってきた一連の世代で最新の人々だと知りました。
go to ground「穴に逃げ込む、身を隠す、人目を避けて暮らす」。
turmoil「騒ぎ、騒動、混乱」。
I found that fascinating, that for all of human expansion, industrialisation and progress, there was always a movement back towards the ground.
私が興味深かったのは、人口増加、工業化や進歩がある度にいつも人々が土に戻る動きがあったことです。
fascinating「魅惑的な、うっとりさせる(ような)、とても面白い・興味深い」。
For instance, parlour palms that could cope with low light and that can be moved from home to home, were popular in the Victorian era – as they are now.”
たとえば暗い場所に対応でき、室内で移動できるテーブルヤシは、今もですがビクトリア朝時代に人気でした。」
parlour palm「テーブルヤシ」。
cope with~「~に対処・対応・処理する、熟す、収拾する、取り組む、対抗する」。
And Vincent has been inspired by a variety of plantswomen in history, including Katherine White, a literary editor who was a gardener in her spare time.
さらに著者のヴィンセントは、余暇に園芸家をしていた文学編集者のキャサリン・ホワイトを含む、歴史上の様々な植物愛好家の女性に触発されてきた。
be inspired by「発奮する、霊感を受ける、~から発想を得る、触発される」。
“She never dressed down to garden – she’d go out in tweed suits and Ferragamo shoes.”
「彼女は庭に出るのに着替えたりはせず、ツイードのスーツとフェラガモの靴で行きました。」
Then there is Jamaica Kincaid and Alice Walker for their garden writing, “which put gardening in the context of colonialism and slavery”.
そして「植民地主義と奴隷制の文脈にガーデニングを据えた」作品を書いたジャメイカ・キンケイドとアリス・ウォーカーがいる。
Also, Marianne North, an artist who travelled the globe painting flora and fauna.
更に世界中を旅して動植物を描いたアーティスト、マリアンヌ・ノース。
flora「植物相、(分布上の)植物区系、植物誌」。
fauna「動物相、(分布上の)動物区系、動物誌」。
And Gertrude Jekyll and Beth Chatto, who “both took on the patriarchal stronghold of garden design and radically altered how we plant today”.
そしてガートルード・ジーキルとベス・チャットは「どちらもガーデンデザインの開祖の拠点を引き継ぎ、今日の植栽方法を根本的に変えた」。
patriarch「族長、太祖、総大司教、古老、長老、家父長、(学派などの)創始者、開祖」。
stronghold「砦(とりで)、要塞、根拠地、本拠、拠点、牙城」。
radically「徹底的に、根本的に、完全に」。
昔から急激な技術進歩や社会変化に心が疲れると人間は土に帰っていた。
それが今も繰り返されていて、ミレニアル世代の園芸家たちはその最新世代の人たちだ、という話でした。
世の中が便利に進化すればするほど、自然との触れ合いを求める心も増していく、そのバランスを取る良い方法が、観葉植物を育てることなのかもしれませんね。
理由は単純明快!「少ないコストでしっかり楽しく学べるから」。
私自身の経験(高機能でビックリ)をびっしり書いていますので、良かったら読んでみてください。
下のバナーからどうぞ!