昨日から「The secret tricks hidden inside restaurant menus -「レストランのメニューに隠された秘密の仕掛け」を読んでいます。
・「レストランのメニューに隠された秘密の仕掛け」(1)
Even simple tweaks to the order of items on the menu or the typeface used can have a significant impact on people’s choices.
メニューの順番や書体を微調整するだけでも、お客の選択に大きな影響を与える。
There is now an entire industry known as “menu engineering”, dedicated to designing menus that convey certain messages to customers, encouraging them to spend more and make them want to come back for a second helping.
今や「メニュー・エンジニアリング」と呼ばれる業界があり、彼らはお客に特定のメッセージを伝え、より多くのお金を使ってもらい、また食べたいと思ってもらえるようなメニューをデザインすることに専念する。
convey「運ぶ、運搬する、伝える、伝達する、譲渡する」。
“For a large chain that might have a million people a day coming into their restaurants around the world, it can take up to 18 months to put out a menu as we test everything on it three times,”
「1日に100万人来店するような大規模なチェーン店では、すべてのメニューを3回テストするため、完成させるのに18か月かかることもあります」
says Gregg Rapp, a menu engineer based in Palm Springs, California,
と話すのはパームスプリングスが拠点のメニュー・エンジニア、グレッグ・ラップ氏、
who has worked on menus for small neighbourhood cafes and multinational giants during his 34-year-long career.
彼は34年間のキャリアの中で、近所の小さなカフェから多国籍企業に至るまで数々のメニューを手がけてきた。
“Customers only spend a few minutes looking at the menu, so we want them to use this time efficiently.
「お客がメニューを見ている時間はほんの数分なので、その時間を効率的に使って欲しいのです。
If they can find an item they want quickly, then they can spend the extra time looking at other items they might order.”
食べたいものがすぐに見つかれば、その分他の商品を見る時間が増えて、何か注文してくれるかもしれません。」
Perhaps the first thing a customer will notice about a menu when the waiter hands it to them is its weight.
ウェイターからメニューを手渡された時、最初に気づくのは重さかもしれない。
Heavier menus have been shown to suggest to the customer that they are in a more upscale establishment where they might expect high levels of service.
重たいメニューは、お客に高級店であることを思わせ、高いサービスへの期待が高まるという。
言われてみれば、店構えと共にメニューの装丁で価格帯を想像することはあるかもしれません。
あと字体は印象を左右しますね、高級店で丸っこいファンシーな字体はあり得ない(笑)。
招待状とか名刺とか、かしこまった字体ほど高級感や格式を感じますよね。
逆に居酒屋のパウチされたメニュー(写真つき)なんかは、見ているだけで楽しくなってくるし、ジックリ隅々まで読みたくなる(「るるぶ」とかの観光ガイドブックみたいで)・・・あれもまたお客の心を掴む工夫なのでしょうね。
理由は単純明快!「少ないコストでしっかり楽しく学べるから」。
私自身の経験(高機能でビックリ)をびっしり書いていますので、良かったら読んでみてください。
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