昨日から「The Pursuit of Love: Britain’s most scandalous family -「愛の追跡:英国で最もスキャダラスな一族」を読んでいます。
写真は左からユニティ、ダイアナ、ナンシー
・「愛の追跡:英国で最もスキャダラスな一族」(1)
That is one reason why she found it so easy to write, and why she found subsequent novels so difficult.
それが彼女がこの作品を簡単に書けた理由であり、次回作が難しくなった理由でもある。
subsequent「その次の、続いて起こる、あとの、その後の、~に続いて」。
(The follow up, Love in a Cold Climate, is less a sequel than an equal, being set in the same time frame as The Pursuit of Love but following a different branch of the family tree.)
(続く『冷たい季節の恋』は、続編というより対等な関係にある作品で、『愛の追求』と同じ時代を舞台に一族の分家の姿を描いている。)
Making up stories is difficult when your own family seems like the most fantastic work of fiction.
自分の家族が最も浮世離れしたフィクション作品のようだと、物語を作り出すのは難しいだろう。
Nancy’s friend Evelyn Waugh, who came up with the title, said she had used up all her plots in one book
ナンシーの友人で、このタイトルを考案したイヴリン・ウォーによれば、ナンシーは一冊の本で手持ちの構想全てを使い切ったと言う、
- which of course is why it has such pace and zest.
だからこそ、あんなにペースと情熱があるのだろう。
zest「熱意、強い興味、風趣、妙味、痛快味、(食物・飲み物に)風味を添えるもの」。
The Radletts in the book, cousins of narrator Fanny Logan, are really the aristocratic Mitfords,
この本に登場するラドレット家は、語り手であるファニー・ローガンのいとこ筋であり、実際には貴族のミットフォード家で、
who were privileged though not fantastically rich, perhaps in part because of extravagances like sending their laundry to Harrods in London when they were holidaying on a Scottish island.
彼らはスコットランドの島での休暇中にロンドンのハロッズに洗濯物を送るなどの贅沢をしていたこともあり、法外な金持ちではないものの、特権的な環境にあった。
わざわざハロッズに衣類のクリーニング。
お金持ちにはお買い物以外の利用法もあったんですね~。
ハロッズは2010年までは、アラブ系の大富豪アルファイド氏がオーナーでしたが、現在はカタールの政府系ファンドに変わったようです。
留学時にナイツブリッジの店舗を見て回ったら、目がくらむようなきらびやかな世界が広がっていて圧倒された記憶が。
また日本だとデパートのトイレは無料ですが、ハロッズでは1ポンドかかりました。
もし店内でお買い物をすれば、トイレがサービスで利用出来るカードをもらえるらしいですが、靴下3足で約一万円という世界、ビンボー学生(おまけにトイレが近い・笑)の財布にはムリでした。
でも非常に清潔でゴージャスで、ダウントン・アビーに出てきそうなメイド姿の女性からタオルまで手渡してもらえる、あんなトイレはロンドンでもなかなか無いだろうと思いましたので、1ポンドの使い道としては悪くなかった気がします。
理由は単純明快!「少ないコストでしっかり楽しく学べるから」。
私自身の経験(高機能でビックリ)をびっしり書いていますので、良かったら読んでみてください。
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