昨日から「The simple maths error that can lead to bankruptcy -「ヘタすりゃ破産!?単純な数学の勘違い」を読んでいます。


・「ヘタすりゃ破産!?単純な数学の勘違い」(1)

While it may have appeared like a kind of madness, the victims had been led astray by a reasoning flaw called the “gambler’s fallacy”
それは一種、狂気のように見えたかもしれないが、この犠牲者たちは「ギャンブラーの誤謬(ごびゅう)」と呼ばれる推論の欠陥に惑わされたのだ


astray「道に迷って、正道からそれて、邪道に入って、堕落して」。

fallacy「誤った考え・推論、誤信、虚偽、誤謬(ごびゅう)、論理上の誤り」。

- a worryingly common error that can derail many of our professional decisions, from a goalkeeper’s responses to penalty shootouts in football to stock market investments and even judicial rulings on new asylum cases.
- それはサッカーのPK戦でのゴールキーパーの反応から株式市場への投資、さらには新しい庇護権事件に関する司法判決まで、多くの専門家たちの判断すら狂わせかねない、厄介なよくある誤りなのだ。


judicial ruling「司法判断」。

To find out if you fall for the gambler’s fallacy, imagine you are tossing a (fair) coin and you get the following sequence:
自分が“ギャンブラーの誤謬”に陥るかどうかを知りたかったら(公正な)コイン投げを想像して欲しい、すると次のような連鎖が起こるだろう:


sequence「連続、続発、(因果的)連鎖、ひと続き、(同じ組の)続き札、(数)列」。

Heads, Heads, Tails, Tails, Tails, Tails, Tails, Tails, Tails, Tails, Tails, Tails.
表、表、裏、裏、裏、裏、裏、裏、裏、裏、裏、裏。

What’s the chance you will now get a heads?
あなたが次に表を出せる可能性は?

Many people believe the odds change so that the sequence must somehow even out, increasing the chance of a heads on the subsequent goes.
多くの人は確率は変わると信じているので、上記のような連鎖もどうにか均等になるはずであり、次回は表が出る可能性が高まると考える。


odds「見込み、可能性、確率、勝ち目、勝算、賭け率、優劣の差、(競技等で弱者に与える)有利な条件」。

subsequent「その次の、続いて起こる、その後の」。

Somehow, it just feels inevitable that a heads will come next.
どういうわけか、次は当然表が来るはずと感じるのだ。


inevitable「避けられない、免れない、必然的な、当然の、不可避な、お決まりの」。

But basic probability theory tells us that the events are statistically independent, meaning the odds are exactly the same on each flip.
だが基本的な確率論から言えば、行事(コイン投げ)は統計的に独立しており、つまり確率は毎回全く変わらない。

The chance of a heads is still 50% even if you’ve had 500 or 5,000 tails all in a row.
例え500回、または5,000回裏が連続していようが、次に表が出る確率は50%なのだ。



なるほど~、思い返すと私も普通に間違えちゃってます(笑)。

ロトや宝くじをずーっと買っているから当たる確率は年々高まっているはずだとか、ルーレットやサイコロで同じ目が続くと、こんな偶然は続かないはずだと感じるとか、色々ありますよね。

しかし多くの事は、どんなにそれまで同じ方向の結果が続いていようが、次回の確率はいつも半々であると。

これをしっかり理解した人が多かったなら、イタリアの53番の熱狂も起こらなかったかもしれない・・・。

まあ賭け事では、逆にこれ(ギャンブラーの誤謬)を大いに煽って、お客に賭けをさせているってことですから、そうした場面では一旦このことを思い出して、熱くなった頭を冷やすのが重要なんですね。


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