昨日から「How Pretty Woman erased sex from its story – 映画『プリティ・ウーマン』は如何にしてセックスを排除したか」を読んでいます。
「プリティ・ウーマン」最初のあらすじ・・・これはディズニーがやっちゃダメ(笑)。
・「『プリティ・ウーマン』は如何にしてセックスを消し去ったか」(1)
This crucial refinement becomes obvious when you read Lawton’s draft of the screenplay.
この重要な改訂は、ロートンの脚本草案を読むと明らかになる。
The outline is the same:
概要は同じだ:
a New York fat cat named Edward hires a prostitute named Vivian to be his companion while he’s in Los Angeles, introducing her to the finer things in life in the process.
エドワードという名前のニューヨークの金持ちが、ロサンゼルスにいる間、ビビアンという名の売春婦を付き添いとして雇い、その日々で彼女に素晴らしい物事を体験させていく。
fat cat「金持ち、有力な人、大物、無気力で自己満足している人」。
But in 3,000, Edward (“in his late-forties”) picks up the crack-addicted Vivian on Hollywood Boulevard for the usual reasons, having appraised her “as if studying a label on a bottle of wine”.
だが「3,000」では、(40代後半の)エドワードがハリウッド大通りで、クラック中毒のビビアンを通常の目的で拾って、「ワインボトルのラベルを吟味するかのごとく」彼女を値踏みする。
appraise「値踏みする、見積もる、鑑定する、評価する、認識する」。
Back in his penthouse suite, she is naked within minutes, and their subsequent arrangement doesn’t focus on Vivian’s role as Edward’s arm candy; it focuses on sex.
彼のペントハウススイートに戻ると、彼女は数分で裸になり、その後の話の焦点はエドワードの付き添いとしてのビビアンの役割ではなく、セックスだった。
subsequent「その次の、続いて起こる、その後の」。
arrangement「整理・配列(すること)、配置、配合、打ち合わせ、取り決め、協定、準備、手はず、(音楽・作品の)編曲・脚色」。
arm candy「(通常裕福な人が)人前に連れ歩く美女」。
“I’m involved in an important business deal,” he oozes, “and I’m not going to have the energy to try to chase down girls when I need to relax.”
彼は「重要な仕事がある」そして「リラックスしたい時に自分から女の子を追いかける気もない」ことを滲ませる。
ooze「じくじく流れ出る・にじみ出る、だんだんなくなる、(魅力などを)発散する」。
つまり「プリティ・ウーマン」の当初の脚本では、重要な仕事を抱える裕福なビジネスマンが、一夜の慰み者に売春婦のビビアンを買う、という、味もそっけもない内容だったと。
よくこれを叩き台に映画を作ろうと思ったな?というくらい、万人受けの要素は皆無ですよね(笑)。
これを思いきり改造し、魅力的なラブコメに仕立て上げる過程が続きます。
理由は単純明快!「少ないコストでしっかり楽しく学べるから」。
私自身の経験(高機能でビックリ)をびっしり書いていますので、良かったら読んでみてください。
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