先日から「How the Queen became a style icon -「女王はいかにしてスタイル・アイコンになったのか」を読んでいます。

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・「女王はいかにしてスタイル・アイコンになったのか」(1)
・「女王はいかにしてスタイル・アイコンになったのか」(2)
・「女王はいかにしてスタイル・アイコンになったのか」(3)
・「女王はいかにしてスタイル・アイコンになったのか」(4)
・「女王はいかにしてスタイル・アイコンになったのか」(5)
・「女王はいかにしてスタイル・アイコンになったのか」(6)
・「女王はいかにしてスタイル・アイコンになったのか」(7)
・「女王はいかにしてスタイル・アイコンになったのか」(8)

2020s

2020年代

The 2020s finds Her Majesty dressing as upliftingly as ever.
2020年代の女王陛下は、これまでと同じように高貴な装いをされている。


uplifting「(精神的に)高揚させる、(社会的・道徳的に)向上させる」。

At a charity event during last year’s G7 summit, which took place at The Eden Project, Cornwall’s beautiful “global garden”,
コーンウォールの美しい「グローバル・ガーデン」、エデン・プロジェクトで行われた昨年のG7サミットのチャリティイベントでは、

she tipped her hat to nature in her choice of a delicate floral-print dress by Angela Kelly, paired with the Botswana Sorghum Brooch presented to her by the President of Botswana in 2007.
アンジェラ・ケリーの繊細な花柄のドレスに、2007年にボツワナ大統領から贈られた「ボツワナ・ソルガム・ブローチ」を合わせ、自然に敬意を表した。


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tip one’s hat「帽子を上げる、軽く挨拶する、敬意を表する」。

“The Queen is not someone who can come out and give her opinion in big speeches, and nor would she like to, but she always uses clothes and jewellery to send a little message,” notes Holt.
「女王は、大々的な演説で自分の意見を述べるような方ではなく、それを望むこともありませんが、いつも服やジュエリーを用いてちょっとしたメッセージを送っています」とホルト氏。

“I think in the era of social media everyone’s become quite excited about it,” she adds,
「ソーシャルメディアの時代になって、皆が非常に興味を抱いていると思います」と彼女は付け加え、

referencing the EU-flag-evoking hat the monarch wore to parliament in 2017 in a move that sparked speculation of her possible status as a “remainer”.
2017年に女王が国会で被ったEU旗を連想させる帽子について言及し、彼女が「残留派」であるとの憶測を呼び起こしたという。

Such details “underline her feelings in a non-controversial way,” Holt continues.
そのように「議論の余地のない方法で、女王自身の気持ちを強調することもできる」と彼女は続ける。

And indeed, as Holmes notes shrewdly, “From being a 25-year-old woman to now, the Queen has never once been deemed inappropriate in what she’s wearing.
そして実際、ホームズが鋭く指摘するように「25歳の時から今まで、女王は一度も服装が不適切と判断されたことがない」のである。


shrewdly「ちゃっかり、鋭く、抜け目なく、抜かりなく」。

She makes it look easier than it really is but the amount of work, thought, effort and resources it takes to never miss in 70 years is incredible.”
「女王はそれをいとも簡単な事のように見せていますが、70年間一度も失敗しないために必要な仕事や考察、努力、準備の量は信じられないほどです。」


- 完 -


女王にとってファッションとは、ただ身を飾るものではなく、何らかのメッセージや相手への敬意の表現であり、適切な表現のための勉強量、努力量は大変なものである、という話でした。

1970年代に日本に来られた時は、赤と白の柄の衣装をお召しでしたね。

ダイアナ妃も同じ色調の衣装でしたが、これも日本の国旗を意識してのことだったのでしょう。

この度の女王の国葬では、キャサリン妃が女王来日時に日本が贈ったパールを用いたチョーカーを着用されていたのも話題になりました。

噂では、あれは一般には出回らない特別な品質のパールだそうで、およそ50年たった今でも輝きを失っていないことに驚きました。

エリザベス女王の功績は多々語られていますが、このようにファッションに焦点を当てた考察もとても興味深かったです。


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