今日から「How the Queen became a style icon -「女王はいかにしてスタイル・アイコンになったのか」を読んでいます。

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In her 70 years on the throne, the Queen has witnessed huge social change, previously unthinkable scientific and technological breakthroughs, and – inevitably – the emergence, decline and re-emergence of countless fashion trends.
女王は70年にわたる在位中に、社会の大きな変化、以前には考えられなかった科学技術の飛躍的進歩、そして必然的に無数のファッショントレンドの出現、衰退、再出現を目の当たりにしてきた。


inevitably「必然的に、必ず、当然」。

Some of these she has helped spark:
その中には彼女が火付け役となったものもある、

it could be argued that Her Majesty pipped Billie Eilish to the post in the pioneering of neon green,
ネオングリーンの先駆者として、女王陛下はビリー・アイリッシュに先んじ


be pipped at the post「土壇場で敗れる、僅差で負ける、わずかの差で先を越される」。

popularised the Gucci horse-bit loafer, and set the ultimate standard for British countryside chic.
グッチのホースビットローファーを広め、英国のカントリーサイド・シックの究極のスタンダードを築いたと言えるだろう。

Others, like the refined New Look of the 1950s championed by Christian Dior or the bold prints of the 1970s, she has wholeheartedly embraced.
またクリスチャン・ディオールが提唱した1950年代の洗練されたニュールックや、1970年代の大胆なプリント柄もすっかり取り入れている。

But, for the most part, she has carved out her own, singular visual identity, aided by a host of advisors, stylists and designers.
しかしその大部分で、アドバイザーやスタイリスト、デザイナーに支えられつつ、独自のスタイルを確立している。

Today, monochromatic co-ords and matching hats form the basis of the Queen’s quintessential ensembles, with accessories spanning silk scarves, pearls and Fulton umbrellas, through gloves, brooches and her beloved boxy handbags.
今日、女王の真髄を表すのは、シルクのスカーフ、パール、フルトンの傘、手袋、ブローチ、愛用の箱型ハンドバッグ等の様々なアクセサリーに、単色コーデとお揃いの帽子だ。


quintessential「典型的な、真髄の」。

ensemble「(各部分が総合され調和のとれた)全体、全体の趣、全体的効果、アンサンブル、少人数のための合唱曲とその合唱団」。

Robin Janvrin, her former Private Secretary, tells BBC Culture, “I have always been struck by the Queen’s very practical approach to what she wears.
女王の元私設秘書、ロビン・ジャンブリンは「私はいつも、女王の服装に対する非常に現実的なアプローチに心を打たれてきました。

She dresses to stand out so that people can see her – bright colours and a hat, with gloves useful when being handed all sorts of things on walkabouts.”
明るい色や帽子で人々の中で目立つよう、また手袋も歩行中に色々なものを受け取る際に便利です」と語る。



去る2022年9月8日、英国女王エリザベス2世が逝去されました。

色々なドキュメンタリーやライブ放送をネットで見ていると、やはり女王陛下のファッションに目がいってしまいます。

お若いときから晩年に至るまで、常に品良くオーソドックスなファッションで、いわゆる「ハズシ」のお洒落とは無縁の方だなと思います。

ウェストがすーっと絞られてスカートがふんわりと広がるシルエットを「プリンセスライン」と呼びますが、まさにそのプリンセスラインが基本にあって、結局洋装において女性を一番美しく品よく見せるのはそれなんだなと感じました。

キャサリン妃もこのプリンセスラインの衣装をよく身に着けておられますよね。

流行を追い過ぎると、それが過ぎ去った後は古臭く見えます。

王室の人々の写真や映像は未来永劫残されるものなので、そうした時代の流れにも左右されない賢明な装いとして、若い王室メンバーにも受け継がれているのかもしれませんね。

これは参考になる点がたくさんありそうです。

早速読んでいきましょう!


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