先日から「Why fabric fraud is so easy to hide -「布地の偽装はバレにくい」を読んでいます。
・「布地の偽装はバレにくい」(1)
・「布地の偽装はバレにくい」(2)
・「布地の偽装はバレにくい」(3)
・「布地の偽装はバレにくい」(4)
・「布地の偽装はバレにくい」(5)
Organic cotton has a smaller carbon footprint than conventional cotton,
オーガニックコットンは、従来のコットンよりも二酸化炭素排出量が少なく
and is grown without synthetic fertilisers and pesticides that can leach into nearby rivers and pollute the local environment.
近隣の河川に流出し地域環境を汚染する化学肥料や農薬を使用せずに栽培されている。
As well as avoiding the harmful effects of those pesticides on their health, organic cotton farmers can earn more for their product.
オーガニックコットン農家は、農薬による健康被害を避けられる上、より多くの収入を得られる。
Farmers working with the Organic Cotton Accelerator’s farm programme in the 2021-22 season, for instance,
例えば、2021~22年シーズンにOCAの農場プログラムに取り組んだ農家は、
earned on average 7% more in net profit from their cotton per hectare than conventional cotton farmers in their local area.
1ヘクタールあたりの綿花から、地元の従来型農家よりも純利益が平均7%多く得られた。
Brands and retailers are also coming under increasing pressure to shine a light on their complex supply chains.
またブランドや小売業者も、自社の複雑なサプライチェーンの透明性をますます強く求められてきている。
shine a light on~「~に光を当てる、~のヒント・手がかりを得る」。
A new law in France means that companies selling textile products must disclose a long list of traceability information to customers,
フランスの新しい法律では、繊維製品を販売する企業は、多くのトレーサビリティ情報を顧客に開示するよう求められ
including the country where the material was woven or knitted, where dyeing or printing took place, how much of the fabric is made up of recycled material, and if the fabric contains more than 50% synthetic fibres by weight.
素材が織られたり編まれたりした国、染色やプリントが行われた場所、生地のうちどのくらいがリサイクル素材なのか、生地の重さのうち50%以上の合成繊維が含まれているか等が含まれる。
“This is really detailed for textile products,”
「繊維製品についての非常に詳しいデータです」
says Pantxika Ospital, a PhD student at the University of Bordeaux, France, working on traceability and transparency in the fashion industry.
と話すのは、フランスのボルドー大学でファッション業界のトレーサビリティと透明性について研究する博士課程の学生、パンツィカ・オスピタル氏。
“It’s really difficult for brands.
「ブランドにとっては本当に厳しい法律です。
At the moment, some of them, they don’t have any information, they only know the country of origin of the product.
今のところ何も情報がなく、原産国しか分からないものもあります。
Some companies, they are really lost,” she says.
本当に困っている企業もあるでしょう」と彼女。
ファッション大国フランスが、この問題に腰を上げたということなんでしょうか。
きちんと繊維の「誤表示(偽装?)」を是正することは、彼らにとっても自国の有力産業であるアパレル産業の信頼とブランド力を守ることに繋がりますね。
企業にとっては厄介で面倒な法律なのでしょうが、この流れが他国にも波及してほしいものです。
理由は単純明快!「少ないコストでしっかり楽しく学べるから」。
私自身の経験(高機能でビックリ)をびっしり書いていますので、良かったら読んでみてください。
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