先日から「The 300-year-old Japanese method of upcycling -「300年の歴史を持つ日本のアップサイクル手法」を読んでいます。
・「300年の歴史を持つ日本のアップサイクル手法」(1)
・「300年の歴史を持つ日本のアップサイクル手法」(2)
・「300年の歴史を持つ日本のアップサイクル手法」(3)
It is, agrees Jessica Smulders Cohen, ideal for those who are only just starting their journey into repair;
これはジェシカ・スマーダーズ・コーエンが同意するように、修復の道を歩み始めたばかりの人たちにとって理想的で、
the designer and weaver now runs sashiko courses for slow-fashion brand Toast, and will be running a workshop at the Design for Planet Festival.
デザイナーであり織物職人でもある彼女は現在、スローファッションブランド「Toast」の刺し子コースを運営しており「Design for Planet Festival」ではワークショップを開催する予定だ。
“It’s the most basic form of stitching,” she smiles.
「これは最も基本的な縫い方です」と彼女は微笑む。
“You can just literally pull it through to the back of the fabric from the front and up again.
「文字通り、表から生地の裏まで通して、また上に引き上げるだけです。
And, if you create a row and then come back and fill in the gaps, you can create a strong ‘brick wall’ of stitches, making it ideal for denim repair.”
また一列縫ってから戻って隙間を埋めれば、強力な“レンガの壁”のようなステッチが出来て、デニムの補修に最適なんです。」
But it’s not just denim.
だが、デニムだけではない。
“As long as you use appropriate matching thread, you can use sashiko across all woven fabrics.
「適切な糸を使いさえすれば、どんな織物にも刺し子を使えます。
As a technique, it’s very versatile.”
テクニックとしては、かなり万能です。」
All you need to start is a water-soluble marking pen, or pencil, to draw patterns on the cloth;
始めるのに必要なのは、布に模様を描く水溶性のマーキングペンか鉛筆だけ、
a pattern to trace;
その模様をなぞる、
sashiko needles and a sashiko thimble on the middle finger to support the needle in continuing the running stitch for the technique to work.
刺し子針と中指に刺し子指貫をつけ、波縫いをする針を支える。
Some menders give a slight twist to the yarn to give it extra strength;
糸に少し撚りをかけて強度を増す人や、
others, like Smulders Cohen, may wax the yarn with tailor’s beeswax, to make it stronger.
またスマーダース・コーエンのように、テーラー用の蜜蝋で糸に蝋を塗って強度を高める者もいる。
Complete beginners, however, can use two-ply embroidery thread.
しかし全くの初心者は、二本取りの刺繍糸も使える。
But it’s not just the simplicity of the technique that appeals.
しかし、刺し子の魅力はシンプルな技術だけではない。
“I like that the patch isn’t the most prominent feature; the stitches are,” says Smulders Cohen.
「当て布が目立つのではなく、ステッチが目立つのが好きなんです」とスマーダース・コーエン。
確かに刺し子は装飾過多にならないのが良いですね。
たくさん縫いこんでも、それがけばけばしくなりません。
この記事を読んだだけでも、大まかな技法が分かるほど簡単なのに、強度と美しさが両立する。
デニムを縫うのは大変そうですが、ちょっとやってみたくなります。
理由は単純明快!「少ないコストでしっかり楽しく学べるから」。
私自身の経験(高機能でビックリ)をびっしり書いていますので、良かったら読んでみてください。
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