ママと恋に落ちるまで シーズン9 第19話より:

spin a yarn
(時に創作を含んだ)昔話、物語、長話をする


妻がまだ知らないという、
仲間たちとのエピソードを熱心に話して聞かせるテッド。

だが途中で妻の顔が曇り、申し訳なさそうに
やはりその話も知っていたと彼に言う。

I know this story, too.
この話もやっぱり知ってたわ。(テッドの妻)

(中略)

I’ve told you this one before.
前にも話したっけか。(テッド)

A few times.
何度かね。(テッドの妻)

I’m just a boring old man who won’t stop spinning yarns.
俺も昔話が止まらない退屈な親父になっちまったな。(テッド)

Oh, hey. I love your yarns.
あらそんな。 あなたの話好きよ。(テッドの妻)

I hope you never stop spinning them.
ずっと続けていて欲しい。(テッドの妻)

(中略)

I just worry about you.
ただ心配なの。(テッドの妻)

I don’t want you to be the guy who lives in his stories.
昔話の中で生きる人にはなって欲しくない。(テッドの妻)

Life only moves forward.
人生は前に進むのよ。(テッドの妻)


spin a yarn は「(時に創作を含んだ)昔話、物語、長話をする」。

spin「ぐるぐる回転する」、yarn「物語、作り話」をということで
延々と話をし続ける=「(時に創作を含んだ)昔話、物語、長話をする」。

70代のうちの父は、同じ話を繰り返す(シニアのあるあるですよね)
もうホントに“壊れたレコード”みたいです。

これは英語でも同じ感覚のようで
broken record「(壊れたレコードのごとく)同じ話を繰り返す」と言います。

spin a yarn は、それとは少し違うと思いますが
テッドも a boring old man(退屈な年寄り)と言っていますから
これもシニアによくある行動なのかもしれませんね。

同じく yarn を用いているのが ripping yarn「最高に面白い、ワクワクする話」
願わくばこちらの yarn を繰り出せる人でありたいものです。

the guy who lives in his stories(彼自身の物語の中で生きる人)
=「昔話の中で生きる人」。

昔は楽しかったなあ・・・も、たまにはいいけれど
理想はいつでも今が一番、そういう風に生きて欲しいとテッドに言う妻。

何だか、不穏な空気が漂い始めています。


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