トップギア シーズン20 第3回 ゲスト:ベネディクト・カンバーバッチ
I had a sort of pet theory.
これは僕の持論みたいなもの。
「スタートレック イントゥ・ダークネス」も大ヒットで
「シャーロック」第3シーズンが待ち遠しい、ベネディクト・カンバーバッチが
TopGearのゲストとして出演していました。
ここに登場したゲストは毎回司会のジェレミーとトークをした後、
番組の選んだ大衆車でラップタイムを競うタイム・トライアルに挑戦します。
彼は無茶をしない運転で、ちょうど真ん中あたりのタイムでしたが
過去にはジャミロクワイ(シーズン終盤までトップタイムをキープしていたものの、
最終的にモデルのジョディ・キッドに抜かれる)や
人気シェフのジェイミー・オリバーなども挑戦しています。
そのジェレミーとのトーク中、アメリカ人の英語とイギリス人の英語について
こんなやり取りがありました(1分16秒あたりから)。
J:Why are the Americans incapable of casting an American as the baddie in any film?
どうしてアメリカ人は、悪役に自国の役者を使わないんだろうね?
B:Yeah, I don’t know.
そうだね、どうしてだろう。
B:I had a sort of pet theory that they do vowels which are sort of warm and loving feeling.
これは僕の持論みたいなものなんだけど、彼ら(アメリカ人)って母音を主とした、温かみのある親しみやすい英語を話すんだ。
B:And we do consonants,which are sharp and intelligent and thinking.
で、僕ら(イギリス人)はと言うと子音が主で、シャープで知的、思慮深いような話し方。
アメリカ人の英語は母音が際立ち、イギリス人の英語は子音が際立つという
カンバーバッチ氏の見解です。
pet theory は「持論」、vowels は「母音」、consonants は「子音」。
彼の言っていることは何とな~く分かるな、と思いました。
日本の学校ではアメリカ英語に親しんでいますが
私はどちらかというと、今ではイギリス英語の方が聞きやすく感じます。
それは多分、イギリス英語の方が子音がくっきり発音されるおかげで、
各単語のアルファベット一つ一つが聞こえやすいからかなあと考えていたのです。
このカンバーバッチ氏の言葉で、やっぱりそうなのかな?と思った次第です。
ジェレミーはよくゲストに今のようなブラックな質問をぶつけてくるんですが
それを適当に受け流さず、真面目に自分なりの見解を述べたカンバーバッチ氏。
しかし今後のハリウッドでのキャリアがちょっと心配になったのか(笑)
すかざずこんな言葉でフォローを入れます。
B:That’s as hippie, mad, out there, left field as I can get, I don’t know.
まあこれはヒッピーみたいな、頭のおかしな戯言で、(実際は)よく分からないよ。
しかしジェレミーはさらにツッコミを入れ
よせばいいのにまた真面目に答えてしまうカンバーバッチ氏。
J:We sound more intelligent?
僕たちの英語の方が知的なの?
B:Sort of, and maybe that’s scary for them, I don’t know.
みたいなね。それが彼らには怖く感じるのかも。よく分からないな。
B:End of my U.S. career.
(こんなこと言っちゃって)僕のアメリカでのキャリアは終わりだ。
J:Yes, I was gonna say.
私もそう言おうと思ってた。
ここでお客さんとジェレミーのはじけるような笑いが起きて、
ようやくカンベンしてもらったカンバーバッチ氏でした。
まあイギリス人俳優がアメリカでもらう役って
確かに彼らがイギリス人に持っているイメージが影響しているんだろうなと思います。
ハリウッドで作っている以上、「ヒーロー」はやっぱりアメリカ人、となりますよね。
ちなみに「シャーロック」第3シーズンは
イギリスでの放映が今年の年末か来年年明けになりそうとのことなので
日本で見られるのは来年1~2月くらいなんでしょうかね。
私の英語リスニングの相棒です
主にドラマ、映画、ドキュメンタリーなどから活きたフレーズを拾うよう心がけていますので、教則本にあるような味気ない文章ではなく、本当に今からすぐに使えるフレーズばかりです。
ただしそういった英語番組では通常、英語字幕はありませんので、フレーズは全て私自身の耳で拾っています。
そして、その書き起こしを陰で支えてくれているのが「リスニングパワー」です。
「リスニングパワー」は、従来の会話文を聞いて耳を慣らすという方法ではなく、英語と日本語の周波数に注目し、英語を聞き取りやすい耳を開発するというコンセプトで作られたリスニング教材で、これは英文を暗記して覚えるようなものではなく、日本人が英語を正確に聞き取れない最大の要因である「英語にあって日本語にない音の周波数」を聞き取る訓練をするというものです。
その最大の特徴は2~3週間という短期間でも効果を得やすいことです。
そのためハリウッド進出を果たした多くの日本人俳優・女優さんの間でも、英語力の強化法として「リスニングパワー」が採用されているほどです。
私自身、このコーナーのための書き起こしをする前に、5~10分ほど「リスニングパワー」を聞くようにしていますが、以前より正確に、より早く英文を聞き取れるようになったと思います。
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