ホワイトカラー シーズン2 第6話より:
out of thin air
どこからともなく
貧しい国の子供たちとの養子縁組を担当する弁護士・ドノバンを調べていくうちに
彼が「産みの親が子供を返してほしいと言っている。
子供をとられたくなければ彼らにお金を払うしかない」と架空の話をでっちあげ、
養子縁組の依頼者たちから多額の金銭を騙し取っていることが分かった。
そして騙し取った金銭を裏カジノで散財していることも突き止める。
そこでドノバンの詐欺の証拠をつかむために
ピーターはFBIの捜査員・ジョーンズとダイアナを裕福な夫婦に仕立て上げ、
「自分たちが養子に迎えるはずの子供がいつまでたっても来ない。
ついてはあなたに先の手続きを依頼したい。」とドノバンに話を持ちかける。
それと同時に裏カジノでドノバンを負けに追い込むニール。
ドノバンをさらに金が必要な状態にし、新たな詐欺を働かせるよう追い詰める。
あとはドノバンが、こちらのエサに食いつくのを待つのみ・・・
そこでピーターが発したセリフが今回のフレーズです。
Now we see if he comes back to you and Jones with the same story,
それじゃ、あとは奴が君とジョーンズに同じ話を伝えてくるか、
or if he pulls some nonexistent birth mother out of thin air.
もしくは居るはずのない“産みの母”がどこからともなく現れるのを待つとしよう。
out of thin air は「どこからともなく、魔法のように」という意味です。
何もない場所、空中からぽん、と唐突に出てくる・・・
そういうイメージがスッと湧くフレーズだと思います。
またここで出てくる“同じ話(the same story)”というのは
別のFBI職員が扮した養子縁組機関の人間が、事前にドノバンに連絡した話のことで
「夫妻の子供の引渡しが遅れているのは、書類の処理が遅れているだけで問題ない」という内容。
つまりドノバンが、そのままの話を依頼人に伝えてくればシロだが、
聞いた話を勝手に変えて「産みの親に渡すお金がいる」と言ってくるならクロ、という筋書きです。
すると案の定ドノバンから、ジョーンズらが扮する裕福な夫妻に
「産みの親が子供を返してほしいと言っている。
子供をとられたくなければ彼らにお金を払うしかない」という連絡が入り、
ついにピーターたちはドノバン逮捕に向けて動き出します。
私の英語リスニングの相棒です
主にドラマ、映画、ドキュメンタリーなどから活きたフレーズを拾うよう心がけていますので、教則本にあるような味気ない文章ではなく、本当に今からすぐに使えるフレーズばかりです。
ただしそういった英語番組では通常、英語字幕はありませんので、フレーズは全て私自身の耳で拾っています。
そして、その書き起こしを陰で支えてくれているのが「リスニングパワー」です。
「リスニングパワー」は、従来の会話文を聞いて耳を慣らすという方法ではなく、英語と日本語の周波数に注目し、英語を聞き取りやすい耳を開発するというコンセプトで作られたリスニング教材で、これは英文を暗記して覚えるようなものではなく、日本人が英語を正確に聞き取れない最大の要因である「英語にあって日本語にない音の周波数」を聞き取る訓練をするというものです。
その最大の特徴は2~3週間という短期間でも効果を得やすいことです。
そのためハリウッド進出を果たした多くの日本人俳優・女優さんの間でも、英語力の強化法として「リスニングパワー」が採用されているほどです。
私自身、このコーナーのための書き起こしをする前に、5~10分ほど「リスニングパワー」を聞くようにしていますが、以前より正確に、より早く英文を聞き取れるようになったと思います。
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