ホワイトカラー シーズン2 第1話より:
No one can snap back that fast.
誰だってそんなに早くは立ち直れない。
これは先述のピーターの言葉を受けて、モジーが答えたセリフです。
snap back は「元に戻る、立ち直る」という意味で
文頭に No one(誰も)とありますから、
「そんなに早く立ち直れる人などいない」となります。
実際のセリフでは、モジーはこんな風に言っています。
Kate’s only been dead two months.
ケイトが死んでまだ2ヶ月だ。
No one can snap back that fast.
誰だってそんなに早くは立ち直れない。
ケイトが亡くなって2ヶ月、というのをモジーは
(has) been dead two months「2ヶ月間死んでいる」と言っています。
これはちょっと違和感というか、
日本人の感覚からすると不思議な言い方にも思えます。
英会話学校やフレーズ集などでは「~が亡くなった」というのは
passed away と習うことも多いかと思います。
この場合は
Kate passed away two months ago.
ケイトは2ヶ月前に亡くなった。
となりますね。
こちらの方が die、dead よりも婉曲な表現なので
通常はこちらの言い方がふさわしい気もしますが、
ケイトは爆発事故で命を落としています。
そのような突然の事故、瞬間で呼吸が止まった、というような死の場合、
dead で表現されることもあるようです。
しかしいずれにしても親しい人、愛する人の逝去を表現するときは
pass away を使うのが一般的だろうと思います。
ただモジーにとってケイトはある意味足かせというか、
相棒ニールの心をとらえ続け、
彼に影響を及ぼし続けた「目の上のタンコブ」的な存在でもあったため
dead なんて突き放した表現をしているのかもしれませんね。
私の英語リスニングの相棒です
主にドラマ、映画、ドキュメンタリーなどから活きたフレーズを拾うよう心がけていますので、教則本にあるような味気ない文章ではなく、本当に今からすぐに使えるフレーズばかりです。
ただしそういった英語番組では通常、英語字幕はありませんので、フレーズは全て私自身の耳で拾っています。
そして、その書き起こしを陰で支えてくれているのが「リスニングパワー」です。
「リスニングパワー」は、従来の会話文を聞いて耳を慣らすという方法ではなく、英語と日本語の周波数に注目し、英語を聞き取りやすい耳を開発するというコンセプトで作られたリスニング教材で、これは英文を暗記して覚えるようなものではなく、日本人が英語を正確に聞き取れない最大の要因である「英語にあって日本語にない音の周波数」を聞き取る訓練をするというものです。
その最大の特徴は2~3週間という短期間でも効果を得やすいことです。
そのためハリウッド進出を果たした多くの日本人俳優・女優さんの間でも、英語力の強化法として「リスニングパワー」が採用されているほどです。
私自身、このコーナーのための書き起こしをする前に、5~10分ほど「リスニングパワー」を聞くようにしていますが、以前より正確に、より早く英文を聞き取れるようになったと思います。
私のリスニングパワー体験記はこちらをどうぞ >>
サンプル音声が聞ける、リスニングパワー詳細ページはこちらからどうぞ >>