ブレイキング・バッド シーズン2 第7話より:

Keep it real
自分を見失うな、しっかりやれ


ジェシーはウォルターから手下のミスの落とし前をつけろと
拳銃を渡されていた。

それはジャンキーにメスを強奪されたままにしておけば
ジェシー自身が甘く見られ、今後のビジネスに影響すると考えたためで
言われるままに拳銃を携えジャンキーの家に乗り込んだ。

しかしそこで予想外の事態が起こり
ジェシーのメスを盗んだジャンキーがショッキングな死を迎えてしまう。

頭蓋骨を粉々に砕かれたそのジャンキーの死はまたたく間に巷のウワサとなり
いつの間にかそれはジェシー・ピンクマンがやったという話に変わってゆく。

突然得たタフガイ・ジェシーの評判は、本当は手を下していない彼を戸惑わせたが
おかげでそれ以降の取引では、思惑通りトラブルも皆無になる。

しかしその評判がもとで、彼が偽名で借家を借りている借主のジェーンに
その嘘がバレてしまうというシーンからです。

You’re Pinkman.
お前ピンクマンだろ。(バイクの男)

You’re the man! Everybody’s been talking about you.
お前こそ男だぜ!皆お前のウワサしてるぞ。(バイクの男)

Right on, man. Keep it real.
その調子だ。しっかりな。(バイクの男)

… I thought your name was Jackson.
・・・あんたの名前、ジャクソンじゃなかったっけ。(ジェーン)


right on は「その調子、いいぞ、頑張れ」と相手を励ます言葉です。

そして keep it real は「自分を見失うな、しっかりやれ」ということで
突然の名声や成功にも浮き足立たず「自分の信念を大切に、己を見失うな、自分らしくあれ」
といった感じの意味で、これも相手を激励する表現の一つだと思います。



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