ブレイキング・バッド シーズン2 第10話より:
Top of the line
(同種の中で)最高品質の、トップ商品
ホームセンターで新しい給湯器を買い求め、
古い物との交換作業にいそしむウォルター。
時間を忘れて没頭していると、高校生の息子が帰宅し
新しい給湯器を見つけるというシーンからです。
Did you have a good day?
いい一日だったかい?(ウォルター)
Now it is. Finally, hot water.
今がそうだよ。やっと温かいお湯が使えそうだね。(ジュニア)
Yes, indeed. Top of the line, on demand, unlimited supply.
全くその通り。最高品質だから、好きな時に好きなだけ使えるぞ。(ウォルター)
Sweet.
すごいね。(ジュニア)
Yes, indeed は「全くその通り」という、相づちの定番の一つで
indeed には「まさに、確かに、非常に」という意味があるため
その前の Yes が強調されるニュアンスになります。
全くもって異議なし、おっしゃるとおり、という感じですね。
Top of the line は「(同種の中で)最高品質の、トップ商品」ということで
この場合は給湯器の中でも最高の物、というわけです。
on demand は「要求に応じて」、
ビデオ・オン・デマンドなどの、オン・デマンドのことですね。
これまで故障した給湯器をガマンして使っていた、というところに
ウォルター一家の(表向きには)経済的な逼迫を感じさせるシーンでもあります。
この給湯器の費用はウォルターが裏ビジネスで稼いだものであり、
ビジネスに絡んで数人の命も消えている、いわば“血塗られた金”なんですが
それをちゃんと視聴者に暗示させる演出も盛り込まれていて
そうとは知らず、無邪気に喜ぶジュニアとの対比に
先々の不穏な展開も匂わせるシーンだと思います。
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