ブレイキング・バッド シーズン4 第10話より:
I had it coming
自業自得だ、当然の報い
ウォルターとスカイラーの息子・ジュニアが16歳の誕生日を迎えた。
サプライズのプレゼントとして、両親から手ごろな中古車を贈られた彼は
早速その車に乗って、ウォルターの暮らすアパートメントを訪ねることに。
しかし出てきた父・ウォルターは顔に暴行を受けた跡がある酷い状態。
一体どうしたのかと心配する息子に、
珍しくウォルターが涙を見せながら話をするシーンからです。
What happened?
どうしたの?(ジュニア)
I got into a fight.
ケンカをしたんだ。(ウォルター)
(中略)
I don’t understand. How did you get into a fight? And with who?
分からないよ。なぜケンカなんてしたの?誰としたの?(ジュニア)
I made a mistake. And it’s my own fault.
私は間違いを犯したのさ。全て私のせいなんだ。(ウォルター)
I had it coming.
自業自得だ。(ウォルター)
Dad, it’s okay…
父さん、大丈夫だから・・・(ジュニア)
I had it coming は「自業自得だ、当然の報い」という意味で
ここでは息子にはそれが何のことだかは分からないのですが
いつもとは異なる父の取り乱す姿に、それ以上は聞かない、優しい息子です。
この息子を演じているのは、RJ・ミッテという若い役者さんなんですが
ドラマの後半は、彼がとても家族の救いになってくると言うか
周りの大人たちが皆少なからずイカれてくる中で
彼は最後まで普通の感覚を持ち続け、両親をふとした瞬間に正気に返らせる、
そういう役割を果たしていると思います。
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