ブレイキング・バッド シーズン3 第3話より:
tell a soul
秘密を打ち明ける
スカイラーは夫・ウォルターが違法麻薬を作っていること、
その売買で得た利益で自らの治療費を賄っていたことを知り、
それを口外しない代わりに離婚に応じるよう求めていたが
ウォルターの態度が一変し、弱り果てている。
離婚のために雇った弁護士に夫とのやり取りを報告するものの
本当の離婚理由を明かせないため、いまいち意志の疎通が図れない。
スカイラーの心中に秘密があることを察した弁護士が
それを打ち明けるよう促すシーンからです。
I called the police on him. I was so close…
彼を追い出そうと警察まで呼んだの。で、私もう少しで・・・(スカイラー)
So close to what?
もう少しで、何?(弁護士)
Nothing. Never mind.
何でもない。忘れてちょうだい。(スカイラー)
Skyler, I can’t advise you properly if you don’t give me all the facts.
スカイラー、事実を全て話してくれないと、適切な助言が出来ないのよ。(弁護士)
(中略)
I can’t tell a soul unless you authorise me to.
私はあなたの許可がない限り、秘密は明かさない。(弁護士)
Even if it’s something illegal?
例えそれが違法な事でも?(スカイラー)
Especially if it’s illegal. I’m your lawyer, not the police.
違法であれば尚のこと。私はあなたの弁護士であって警察ではないのよ。(弁護士)
tell a soul は直訳すると「人に語る」、
それが転じて「秘密を打ち明ける」という意味になります。
soul には「魂、意志、精神」といった意味がありますが、
ここで使われている a soul は「人」という意味になり
not a soul
誰一人も
という言い方もあります。
また soul と言えば、80~90年代のイギリスのグループで
Soul II Soul(ソウル・トゥ・ソウル)という人たちがいましたが
これは「人々のためのソウルミュージック」といった意味合いだったんでしょうね。
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