ブレイキング・バッド シーズン2 第4話より:

besides the point
的外れ、(話の)論点がズレている


引き続き、妻・スカイラーのご機嫌取りを兼ねてウォルターが用意した
家族揃っての朝食の席で、父と息子が音楽の趣味について話をするシーンからです。

Steely Dan.
スティーリー・ダン。(ウォルター)

No.
まさか。(ジュニア)

Yes, absolutely.
いいや、間違いない。(ウォルター)

In terms of pure musicianship, I would put them up against any current band you could name.
音楽的な観点から言えば、彼らはお前が知ってるような今どきのバンドなど足元にも及ばない存在だぞ。(ウォルター)

You wouldn’t know any current bands.
今どきのバンドなんか知らないくせに。(ジュニア)

That’s besides the point.
話の論点をズラしたな。(ウォルター)


スティーリー・ダン押しの父親に対して、息子は No.「まさか」、
その後、父は Yes, absolutely.「いいや、間違いない。」と答えていますが
このやり取りの Yes No は、お互いの意見に対してではなく、
スティーリー・ダンが Yes「あり」か、 No「なし」か、が中心となっているため
3行目の日本語訳は Yes にもかかわらず「いいや」となります。

たまに日本語の感覚と、英語での Yes「はい」 No 「いいえ」が逆になるパターンがありますが、
ここのやり取りはそのパターンだと思います。

In terms of~ 「~に関しては、~の見地から」。

term には「(学校の)学期、(一定の)期間、区切り」といった意味がありますので
In terms of pure musicianship は「純粋な音楽的才能(という区切り)の見地から」となります。

また term を用いたイディオムとしては、前にも in glowing terms 「褒めたたえて、褒めちぎって」
on one’s terms 「~の思うがままに、~の条件通りに」などがありました。

band you could name 「お前が名前をあげられるバンド」、
name には「(名前などの)固有名詞をあげる」という意味もあります。

そして besides the point は「的外れ、(話の)論点がズレている」ということで
これは point「論点」、 besides「~以外の、~の他にも」が合わさっていると見れば
「論点以外 = 的外れ」と解釈しやすいですね。

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