ブレイキング・バッド シーズン4 第12話より:

take down a notch
落ち着いて、気を静めて


ハンクへの脅迫電話を受け、親族一同を自宅に集め
皆でDEAの護衛を受けさせようと鼻息が荒いマリー。

ウォルター宅に差し向けた迎えの車に、ウォルターが乗っていなかったことで
ハンクの部下を責め立てる。

彼女の夫のハンクは妻のリアクションがオーバーだと
少し落ち着くようなだめるシーンからです。

Why didn’t your people put him in the car!?
どうしてあなたたち、ウォルターを車に乗せなかったの!?(マリー)

Uh, because it’s not Nazi German, all right?
だってそんな、ナチスじゃあるまいし、なあ?(ハンク)

(中略)

Oh, come on, Walt…. He’s not picking up.
ウォルター、頼むから・・・彼、電話に出ないわ。(マリー)

Look, could we just take this down a notch? Okay, everybody?
なあ、皆ひとまず落ち着かないか? そうしよう、な?(ハンク)

Sky, you guys can stay here as long as you like, okay?
スカイラー、君らは好きなだけここに居てくれよな。(ハンク)

We’ve got plenty of room.
部屋は幾らでもあるんだから。(ハンク)


take down a notch は「落ち着いて、気を静めて」。

直訳すると「一段階引き下げる」、
興奮状態の人に対して、興奮のレベルを一段階引き下げよう、落ち着こう、というわけです。

また take someone down a notch と、引き下げる対象が人物になると
「誰かを引きずりおろす、こきおろす」ということで、
優れた業績をあげる人だとか、目立つ人の足を引っ張るという意味になります。

マリーは結構、激しやすい性格の女性で、物事を大げさに騒ぎ立てるところもあるので
夫は当然そうした妻のパターンを知っています。

彼自身、自分が本当に命を狙われているとは信じていないんですが
うるさいマリーもハンクにとっては可愛い妻ですし、機嫌を損ねても面倒だ・・・ということで
部下をかばいながら、仕方なく彼女の大騒ぎにのってあげている感もあります。

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