ゴシップガール シーズン1 第5話より:

room for~
~する余地・余裕、~のための空き・場所


近々ダンとの仕切り直しデートを控えたセリーナ。

楽しみで仕方ないのだが、ダンは秘密のサプライズにしたいと
デートプランをセリーナに一切教えない。

しかしセリーナは何をするのか、どこに行くのか分からず
どんな装いをすれば良いのか見当がつかない。

そこでダンの妹・ジェニーに内緒でヒントをくれないかと話しかける。

Look, he won’t even tell me where we’re going.
ねえ、彼どこに行くかすら教えてくれないのよ。(セリーナ)

Can you just give me a hint?
何かヒントをくれない?(セリーナ)

Are we going to some secret club to see the best unsigned band in Brooklyn?
ブルックリンのインディーズバンドのライブに行くの?(セリーナ)

Or… a guerilla art exhibit in Dumbo?
それとも・・・ゲリラアートを見に行くとか?(セリーナ)

(中略)

You don’t leave much room for surprise, do you?
さてはサプライズの余地を与えないつもり?(ジェニー)

Well, I don’t know how to dress for surprise.
サプライズじゃ何を着ていけばいいのか分からないんだもの。(セリーナ)


unsigned は「未署名の、サインしていない」、
それが転じて「契約前(インディーズ)の」という意味になります。

exhibit 「展示、展示会」。

Dumbo はブルックリン近隣エリアを指す言葉で「マンハッタン高架橋の下」
“Down Under the Manhattan Bridge Overpass”の頭文字をとった呼び名です。

そして room for は「~する余地・余裕、~のための空き・場所」、
ここでは don’t leave much room for「(サプライズの)余地をあまり残さない」となります。

今回ダンはセリーナとのデートのために、子供の頃から小銭を貯めてきた貯金箱を壊して
デート資金をかき集めるという、健気なシーンがありました。

「子供向けの貯金箱」は piggy bank「子豚ちゃん貯金箱」と言い、
本当に子豚ちゃん型でなくとも、子供用であればそう呼ばれます。

ダンのは mutant ninja turtle piggy bank(ミュータント・タートルズ貯金箱)だそうで
何とも可愛らしいですね。



ミュータント・タートルズが初めて日本で公開されたのは確か、
私が高校生くらいの頃だったと思いますが、何で亀?何でニンジャ?っていうか何が面白いんだ?と
つくづくアメリカのセンスを不思議に感じました。

当時の英語の先生(年配)が、ちょうど学校に来ていた交換留学生に現地で人気の映画を聞いたところ
彼らが口々にミュータント・ニンジャ・タートルズ、と答えて
「え。亀の映画?・・・ほぉーっ・・・。
皆さん、今向こうでは何やら突然変異(mutant)の亀の映画が人気だそうです。」
と、真面目に説明してくれたのが可笑しくて、ニヤニヤしていたのを覚えています。
(先生はニンジャをスルー・笑)

多分その時先生は、突然変異の亀を題材にした、
ナショジオのドキュメンタリー映画みたいなものを想像していたんだと思います。
ニンジャって何だ・・・?と思いながら。

無理もない話です、ニンジャ亀なんて日本人には思いつくはずありません(笑)。



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