ザ・メンタリスト シーズン1 第21話より:
off the wall
風変りな、頭のおかしな
富裕層向けのマリーナで男性の溺死体が発見される。
被害者の男性はジムといい、ガイア社という企業の経営者だった。
そこで早速チョウとヴァンペルトがガイア社に聞き込みに向かい
案内係のハンソンに色々と事情を尋ねる。
What’s your job here, Mr.Hansen?
ハンソンさん、あなたのお仕事は?(ヴァンペルト)
Jim hates labels and pigeonholes.
ジムは肩書が嫌いでしてね。(ハンソン)
I’m kind of the security chief, but that sounds so fascistic, doesn’t it?
私は一応保安部長なんですが、それじゃ高圧的な響きでしょう?(ハンソン)
What I’m really is the firewalls and encryptions and off the wall ideas guy.
実際はネットのファイアウォールや暗号化、それに風変りなアイディア担当です。(ハンソン)
label 「ラベル、分類する」、pigeonhole 「ハトの巣穴、(人を)先入観で見る、分類する」。
ハンソンは labels and pigeonholes と2つの単語を重ねて強調していますので
「人を先入観で分類=肩書」という解釈になっています。
また pigeonhole は他動詞として使われる場合は
「後回しにする、保留する」という意味にもなります。
fascistic 「ファシズム的、独裁的、高圧的」。
そして off the wall は「風変りな、頭のおかしな」ということで
マイケル・ジャクソンのアルバムタイトルとして有名ですね。
考えてみれば、ビル・ゲイツと言いスティーブ・ジョブズと言い
ネットの世界を牽引しているのは、off the wall なアイディアを形にした人たちで
それが一旦世界に広まれば、off the wall ではなく、新しい常識になるわけですから
そういうアイディアを模索するのは、とても重要な仕事だと思います。