ザ・メンタリスト シーズン1 第21話より:
be none the wiser
気づかない、(説明をされても)理解しない
実は殺されたジムには1千万ドルの隠し財産があり、
財産分与でもめている離婚した元妻に悟られないよう、それをある場所に隠したことが分かる。
恋人のフリをして女詐欺師・ブルックが生前のジムに近づいた理由がそれと判明し
さらにジェーンは拘留中の彼女に追い込みをかける。
Here’s what happened.
何があったか分かったよ。(ジェーン)
I’m all ears.
聞かせてちょうだい。(ブルック)
Two weeks ago, you took the locker key from around Jim’s neck when he was sleeping,
君は2週間前、ジムが寝ている隙に彼の首にかかっていたロッカーキーを盗み、(ジェーン)
and replaced it with an identical one so Jim was none the wiser.
同一の物とすり替えたから、ジムは気づかないままだった。(ジェーン)
Then when you tried to open the locker at the gym, the key didn’t fit.
で、君は彼のロッカーに行ったが鍵は合致しなかった。(ジェーン)
So the money was hidden somewhere else, but where?
つまり金はどこか別の場所にあるわけだが、さて何処だろうね?(ジェーン)
I’m all ears 「(話を)聞かせてくれ、聞きたくてたまらない」。
identical 「同じ、同一の」。
そして be none the wiser は「気づかない、(説明をされても)理解しない」ということで
ただボーッと気づかないというより「~されたにもかかわらず、気づかない・理解しない」、
ここでは「鍵をすり替えられたにもかかわらず、気づかなかった」という意味です。
事前に然るべき説明や気づけば良かった出来事があったのに、
それを自分が見逃したり、または相手に上手くカモフラージュされたために気づけなかった、
「気づくこと・理解することに失敗する」というのが be none the wiser のイメージだと思います。