ゴシップガール シーズン1 第18話より:
strong suit
強み、長所、得意な事
結婚式の日、ドレッシングルームで身支度を整えるリリーの元にルーファスが訪ねてくる。
ルーファスは20年来のお互いの関係を思い返し
やはりリリーの事があきらめきれないと告げるが、
彼女はバートを愛しており、今更式のキャンセルも出来ないと答える。
そうこうしているうちに、式の開始時間が過ぎ
リリーの息子・エリックは母が姿を見せないことが心配になり始める。
Where’s my mom?
母さんはどこだ?(エリック)
Shouldn’t we be saying vows around now?
もう誓いの言葉を述べてる時間のはずだよね?(エリック)
Your mother is a wonderful woman, Eric.
君のママは素晴らしい女性だよ、エリック。(バート)
But being on time… not a strong suit.
だけど時間を守る事にかけては・・・得意とは言えないな。(バート)
vow 「誓いをたてる、誓願」。
このシーンは結婚式の場ですので「結婚の誓い」ということになります。
being~「~であること」、on time「定刻通り、(約束の)時間通り」、
合わせて「時間通りであること、時間を守る事」となります。
そして strong suit は「強み、長所、得意な事」ということで
ここに出てくる suit とは「トランプの組札」が語源とされています。
となると strong suit の本来の意味は「強い手札、ゲームの勝ちが見込める組札」、
そこから転じて「強み、長所、得意な事」という意味になります。
また strong の反対は weak、
つまり weak suit(弱い手札)は「弱点」という意味になります。