ザ・メンタリスト シーズン3 第20話より:
it’s a tough break
それは辛いな、きついな、残念だな
イラク時代に世話になったオマール一家から200万ドルの財産を預かっていたフィッシャー。
だが彼はその在りかを明かさないまま死んでしまい、
はるばるイラクからその財産を取り返しに来たオマールは、途方に暮れてしまう。
We were supposed to meet two nights ago, but he never showed up.
フィッシャーとは一昨日会う予定でしたが、彼は来ませんでした。(オマール)
You thought he double-crossed you that he stole the money,
君は彼に裏切られ、金を盗られたと思った、(チョウ)
and that’s why you cut the screen and tried to break into the apartment.
それで彼の部屋に忍び込もうとしたんだな。(チョウ)
(中略)
What am I to tell my mother? My sisters? I mean, we have nothing now.
僕は母に何と言えば? 妹には? 何もかも失ってしまったんですよ。(オマール)
Yeah. It’s a tough break.
ああ。つらいな。(チョウ)
be supposed to~「~のはず、~する事になっている」。
two nights ago 「おととい(2日前)の晩」。
「昨晩」は last night ですが、それより前に遡るときは
・two nights ago 「おととい(2日前)の晩」
・three nights ago 「さきおととい(3日前)の晩」
と数字で表せます。
show up 「現れる、来る」。
double-cross 「裏切り」。
そして it’s a tough break は「それは辛いな、きついな、残念だな」という意味で
tough 「困難な、つらい、険しい」、break 「運、機会」が訪れた、というわけです。
では tough break の逆は?というと、lucky break「幸運、怪我の功名」。
何気なくやった事がたまたま良い方に作用した、思ってもみない幸運のきっかけとなった、
というような意味です。
tough break にしろ、lucky break にしろ、
自分で行動した結果というより、偶然の要素でそうなったという意味合いが強いので
その点では、オマールは大変気の毒な状況だと思います。
また break は tea break「お茶休憩」の break でもあり、
「壊れる、割れる、破る」といった意味の他に「運、機会」という意味があるんですね。
でも同じ飲食でも breakfast「朝食」となると fast「空腹」を break「破る」、
面白いですね。