ザ・メンタリスト シーズン3 第20話より:
break bread with~
~と食事を共にする
今回の事件の被害者フィッシャーは、かつて傭兵としてイラクに赴任した過去を持ち
そこで何らかの犯罪行為を行っていた可能性が浮上する。
更に彼の携帯に、中東アクセントの英語で脅迫メッセージが届き
CBIがその人物を追跡すると、オマールという名の青年にたどり着き、聴取をする事に。
オマールはフィッシャーがイラク時代に世話になった一家の長男で
今は亡き彼の父がフィッシャーに預けた200万ドル相当の家宝を取り戻しに来たという。
It came from my father. It was our family fortune.
それは私の父の物なんです。 我が家の財産なんです。(オマール)
Your father put a lot of trust in Fisher.
君の父親はフィッシャーを信用したんだな。(チョウ)
He believed he was a good man.
父さんは彼を善人だと信じていました。(オマール)
He stayed under our roof, he broke bread with us.
我が家で寝食を共にした仲でした。(オマール)
fortune「幸運、富、財産」。
put a trust in~ 「~を信用する」。
under our roof「私たちの家で」、
これは under the same roof「一つ屋根の下で、同じ家屋で」の応用形だと思います。
そして break bread with~ は直訳すると「~と共にパンを割る」、
そのまま「~と共に食事をする」というイメージが出来ますね。
西洋だからパンなのでしょうが、日本なら「同じ釜の飯を食う」に該当するような、
親しい間柄を表していると思います。
このオマール君の英語を初めてリズボンが聞いたとき
What’s the accent?「このアクセントは?」と言うシーンがあります。
中東やインドの人たちは、
Rをラ行で発音(your → ユアル、hair → ヘアル)する人が多いと思いますが、
そういう感じの英語だったんですね。
この日本人版としてよく言われるのは“日本人の英語は冠詞が抜けている”というもので
a とか the とか、日本語には無い概念なので、つい忘れて話してしまうわけですが
これはネイティブの人からすると、かなり違和感があるようです。
もしその調子でオマール君のように話したら
「あら、これは日本人かしら?」とリズボンに言われそうな気がしました(笑)。