ブレイキング・バッド シーズン1 第7話より:
double talk
矛盾した話、二枚舌、ごまかし
ウォルターが管理している備品庫から、防毒マスクをはじめとした備品が盗まれたことで
義弟であり麻薬捜査官のハンクが彼に事情を聞きに来たのだが、
その結果、マリファナ常習者であった清掃員・ヒューゴが容疑者として逮捕されてしまう。
もちろんウォルター自身は真実を知っており、彼の逮捕に罪悪感を感じるが
自分が盗んだことは誰にも知られてはならないことだった。
そして高校の関係者が逮捕されたことを受け、校内で捜査官も交えた緊急報告会が行われることに。
子供が通う学校が麻薬絡みの事件に関わったということで
父兄らのヒートアップする質疑応答と、場をなだめようとする捜査官とのやりとりからです。
At this time I’m not able to discuss the details, but what I can tell you is,
現時点では詳細はお話出来ませんが、これだけはお伝えできます(麻薬捜査官)
that we have some very good people working very hard on this case.
優秀な捜査員たちが全力で解決に向けて調査中です。(麻薬捜査官)
I’m sorry, Officer.
申し訳ないですがね、刑事さん。(父兄)
But that sounds like double talk.
そんな話はごまかしに聞こえますよ。(父兄)
at this time 「現時点では、今のところは」。
そして double talk は直訳すると「2つの話」、
それが転じて「矛盾した話、二枚舌、ごまかし」となります。
これは一つの事柄に際して、AとBという2つの話を状況や人によって使い分けるといった感じで
double と入っていることで何となく「裏切り(double cross)」
「表と裏」といったイメージも浮かびます。
また double talk の意味として「二枚舌」を含んでいますが
double talk は話そのものに使う表現であり
表裏のある人物を評して“あいつは二枚舌だ”などと言いたい場合は
He has a double tongue.
彼は二枚舌だ。
She has two faces.
彼女は表裏がある。
といった言い方になります。
さらに tongue「舌」を用いた表現としては
He has a golden tongue. You should be careful!
彼は口が上手いからね。気をつけなさいよ!
なんて言うのもあります。
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