ザ・メンタリスト シーズン3 第23話より:

worse for wear
(衣服などが)くたびれている、(人が)憔悴している、消耗している


事件は被疑者が射殺されるという予想外の展開で終焉を迎えた。

リズボンとラローシュは、上司のバートラムに事の顛末を報告する。

Well, you seem no worse for wear,
とにかく、無事で何よりだ(バートラム局長)

and I didn’t think it would work out that way, to be candid.
それに予想外の展開だったな、率直に言って。(バートラム局長)

Me neither.
まったくです。(リズボン)


worse for wear は直訳すると「着るには状態が悪い」、
それが転じて「(衣服などが)くたびれている、(人が)憔悴している、消耗している」
となります。

no worse for wear は「(大変な事件の後にしては)憔悴していない」=「無事で何より」
という解釈になっています。

to be candid 「率直に言って」。

candid「率直な、遠慮のない」。

candid はラテン語の candidus (白、白く輝く)が語源と言われており
「(選挙、コンテスト等の)候補者」を意味する candidate も同じ根っこを持つそうです。

candidate が「(選挙、コンテスト等の)候補者」という意味を持つのは
古代ローマにおいて政治家、もしくは政治家を目指す人々が
白いトーガをまとっていた事から来た表現と言われています。

me neither は、話し相手の否定文に対して「私も同じです」と同意するときに使います。

ここではバートラムの I didn’t think it would work out that way
(事態がこのような展開になるとは思わなかった)、に対してのリズボンの同意ですね。



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