ゴシップガール シーズン1 第2話より:
plain
無礼な、不親切な
1年前の突然の転校からNYに舞い戻って来たセリーナ。
去年はとても仲が良かったブレアの態度が冷たい事が腑に落ちず
弟のエリックに相談する。
Blair was so plain to me last night.
昨夜のブレアは私にすごく怒ってたみたい。(セリーナ)
I don’t even know why.
理由は分からないけど。(セリーナ)
Whatever, I’m sure if we talk about it we can work it out.
何にせよ、話し合えば解決できると思うけどね。(セリーナ)
Hey, maybe I should go over there.
そうだ、今から行ってみようかな。(セリーナ)
plain には「地味、平坦、簡単な」のほかに
「無礼な、不親切な」という意味があり
字幕ではセリーナのセリフ plain は「怒っている」と訳されています。
「怒っている」と言えば浮かぶのが angry、upset、mad といった単語ですが
一口に「怒っている」と言ってもニュアンスに違いがあります。
upset は「心にわだかまりを持っている、不満を抱えている、心が乱れている」、
plain は「接し方が素っ気ない、不愛想、無礼」=「怒っている」という解釈だと思います。
対して angry、mad は明らかに怒っている、もう「激おこプンプン丸!」という感じで
ストレートに怒りが発散される様子を表します。
ブレアは“良いとこのお嬢さん”なので
腹の中は「激おこプンプン丸!」だとしても、人前では無表情でやり過ごすのでしょう。
それがセリーナにしてみれば理由が分からないけど態度が変・・・ということで
plain という表現になるのだと思います。
また plain を使った表現として、こんなのもあります。
・plain as day「明白である、一目瞭然、火を見るより明らか、すぐに分かる」。
・in plain view「目につくところで、どこからも丸見えで」。
work (it) out「(問題などを)丸くおさめる、解決する、何とかする」。
良く分からないけど解決できるだろう、きっと大丈夫、という感じで、
ブレアとの友情を信じているセリーナです。