ゴシップガール シーズン1 第5話より:

be up (to)for~
~の用意をする、~する気がある、~の心づもりがある


ダンとの仕切り直しデートを控えたセリーナに、ブレアからお泊り会の誘いが入る。

それは毎年恒例の泊りがけの女子会なのだが、運悪くダンとのデートの日だと言う。

セリーナは仕方なく、今度ばかりはダンを優先したいとブレアの誘いを断ると
ブレアはセリーナの代わりに、ちょうどその場に居合わせたジェニーを誘う。

It’s only the most important night of the fall.
私たちの秋の一番大切な夜よ。(ブレア)

Oh, the sleepover.
あー、お泊り会か。(セリーナ)

I prefer soiree. Sleepover is so sophomore year.
「夜会」と言って欲しいわ。 お泊り会じゃ子供っぽ過ぎる。(ブレア)

(中略)

You’re coming to the soiree.
あなた、夜会にいらっしゃいよ。(ブレア)

Me? Really?
私が? ホントに?(ジェニー)

The thing is, if you come, you’ll have to be up to a little more than just sleeping.
でも来るんなら、ただ寝る以外の事もするつもりでね。(ブレア)

I’m up for anything.
何でも大丈夫。(ジェニー)

My place, 7:00 sharp.
私の家に7時きっかりに来て。(ブレア)


soiree はフランス語で「夜会」を意味する言葉です。

実際はブレアたちの集まりは sleepover「友達の家でのお泊り」なのですが
それでは so sophomore year「あまり子供っぽい」とブレアは言っています。

sophomore は「2回生」ということで、新入生から順に

・freshman「1回生」(日本では中学3年生)
・sophomore「2回生」(日本では高校1年生)
・junior「3回生」(日本では高校2年生)
・senior「4回生」(日本では高校3年生)

となります。

ゴシップガールの舞台であるアメリカは、日本の学校システムと異なり
感覚で言うと高校が4年間という感じになります。

セリーナやブレアは senior「4回生」(日本では高校3年生)にあたるので
so sophomore year は「すごく2回生(高1)っぽい」というわけですね。

the thing is~「大事な事は~、覚悟して欲しい事は~」、
この言葉の後に来る話が重要だから、ちゃんと聞いてね、という感じです。

そして be up (to)for~ は「~の用意をする、~する気がある、~の心づもりがある」。

ブレアのセリフは be up to a little more than just sleeping(寝る以上の心つもりをしておいて)、
それに対するジェニーの答えが I’m up for anything(どんな事でも準備は出来ている)。

up には「準備が出来ている」という意味がありますので、
up for anything と言えば「どんな準備も出来ている、何でも対応する」となります。

またこの uo to を使った挨拶文として

What are you up to?
どうしてた?(元気にしてた?)


というのがありますが、これも「今何をしている(しようとしている)の?」
=「これまでどうしてた?、元気だった?」という解釈になり
カジュアルな What’s up は、これの省略形です。

しかしジェニーはもう夜会に行きたくて仕方ない、という感じですが
ブレアを相手に up for anything なんて答えて良いのかな?




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