ザ・メンタリスト シーズン3 第6話より:
puzzle out
謎を解く、答えを見出す、見当をつける
女性判事・フィッツウィリアムの屋敷で娘のアビーが行方不明となり
アビーの恋人の遺体が見つかった事件は、未だ多くの謎を抱えている。
当日は判事の母親の通夜(wake)があり、警備をいつも以上に厳重に固めていたため
屋敷中に警備員がいるのだが、誰一人として犯人らしき人物を見ておらず
アビーが屋敷を出た目撃談もなく、ジェーンは警備員の偽証を疑っている。
アビーの母である判事は、自分が裁いた囚人の仕返しに違いないと言うが
リズボンとジェーンはまだ判断がつきかねている。
We should see if she was sleeping with any of the security people.
彼女、警備員とデキてたのかもしれない。(ジェーン)
It’s a thought.
かもしれない。(リズボン)
And the mom says neo-nazis staged a raid,
母親はネオナチの襲撃だと言ってた、(リズボン)
but security said nobody came on the property, so puzzle that out.
けど警備員は侵入者を一人も見ていない、この謎を解いて。(リズボン)
Give me a minute.
一分くれ。(ジェーン)
it’s a thought は「それも一案、それも一つの考えだ」といった意味で
今回はジェーンの仮説もあり得るかも、というリズボンの相槌として使われています。
neo-nazis は文字通り「ネオナチ」なんですが、これまでの話の流れから推測すると
ここでは判事に恨みを持つ囚人、偏った考えに陥った暴徒、といった意味で用いられています。
stage 「計画する」。
raid 「奇襲、襲撃」。
そして puzzle (it,that) out は「謎を解く、答えを見出す、見当をつける」といった意味で
これはそのままパズルを完成させる=謎が解ける、というイメージがはまりますね。
一見、密室の謎みたいな不思議な事件でも、答えは論理的に考えて一番単純なものだ、
みたいなことをシャーロックでも言っていたと思いますが
誰も何も目撃していない、忽然と消えた、まるで神隠し・・・となった場合、
ジェーンならすぐに誰かが嘘をついている可能性が浮かぶんですね。
いやあ、それだけでも感心してしまいます。