超字幕「超字幕/ホワイトカラー Season1 Episode 1」より:

no stranger to~
~を知らないわけじゃない、~を少しは知っている


ニールの友人モジーのおかげで、
犯罪者・ダッチマンが債権偽造で多額の金をせしめようとしている事、
そして潜伏場所の情報も得られたピーターだが
彼の居場所に合法的に踏み込むための証拠がなく動けないという。

今日中に捕らえなければ、ダッチマンは海外に逃亡してしまうが
規則を重んじねばならないピーターにはどうにも出来ない。

そこでニールは令状無しでもピーターが現場に踏み込めるよう、策を講じ
自分からダッチマンのアジトに飛び込む。

What exactly is going on here?!
一体何の騒ぎだ!?(ダッチマン)

Why did you bring him inside?!
何で奴を中に入れた!?(ダッチマン)

(中略)

You shouldn’t have signed the bonds.
債権にサインを残すべきじゃなかったな。(ニール)

I’m no stranger to vanity myself, so I understand the impulse.
俺にも自慢したい気持ちはあるから、そうしたい衝動は分かるよ。(ニール)

I’m gonna kill you.
お前を殺す。(ダッチマン)


shouldn’t have~ 「~すべきでなかった」。

ここでは偽造債権に(自分の仕事だとアピールしたいために)
ダッチマンはサインを入れてしまったけれども、そのおかげでバレた、
しない方が良かったのに、という事です。

ただもう一つ shouldn’t have を用いた表現で You shouldn’t have. と言う決まり文句、
これは贈り物を受け取った時などに「気を使わなくても良かったのに、恐縮です」と
相手の気遣いへの感謝を示す意味となります。

そして no stranger to~ は直訳すると「~に対して不案内ではない、~は他人ではない」
それが転じて「~を知らないわけじゃない、~を少しは知っている」となります。

ここでは vanity「虚栄心、自慢したい気持ち」が自分も少しは分かる、
ダッチマンやニールのような腕の良い贋作者ほど、その腕前をどこかで誇示したい
impulse「衝動」があるもので、逆に言うと、サインでも入れておかないと、
あまりにも出来が良すぎて誰も贋作と気づかないというジレンマがあるようです(笑)。


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