映画「ラッシュ / プライドと友情」より:
in the first place
そもそも、まず第一に
マクラーレンに移籍したジェームスは、マシントラブルに泣かされつつも
破竹の勢いでトップのニキを追い上げる。
だがやっと彼のキャリアが上り調子になってきた矢先、
今度は妻・スージーの不倫に悩まされることとなる。
ジェームスの妻・スージーのことを新聞で知ったニキは
彼にあてつけるように、その件をつぶやくのだった。
… No wonder she left him.
・・・彼女に捨てられるのも無理はない。(ニキ)
Anyone seen Suzy? She’s supposed to be here today.
誰かスージーを見なかった? 今日来るはずなんだけど。(ジェームス)
(中略 スージーの不倫を新聞で知り、あわててNYに飛ぶジェームス)
I’ve come to get you back.
君を連れ戻しに来た。(ジェームス)
You don’t want me back.
戻って欲しくなんかないくせに。(スージー)
You never wanted to be married in the first place.
そもそも結婚したくも無かったんでしょう。(スージー)
Yes, I did.
したかったさ。(ジェームス)
Oh, come on, James.
とぼけないでよ、ジェームス。(スージー)
You did it because you hoped it might change you,
結婚すれば何か変わると思ったのよね、(スージー)
settle you down, help with the racing.
身を固めれば良い結果が出せるんじゃないかって。(スージー)
no wonder~ 「~なのも無理はない、~しても不思議ではない」。
wonder は「疑問に思う、思いめぐらす」、それが no「ない」ので
「考えるまでもなく~だろう、~なのも無理はない」となります。
ニキから見れば、ジェームスは粗野で感情的、女の気配も常にある人物なので
奥さんに愛想をつかされるのも無理はない、というところでしょうか。
まあそういう彼も後年は、大事故からの復帰を支えてくれた奥さんから
自分の航空会社の社員だった若い女性に乗り換えたりしているんですが・・・。
supposed to~「~をする予定である」。
そして in the first place は「そもそも、まず第一に」。
また first を last に入れ替えると in the last place「最後に」ということで
セットで覚えておきたいですね。
スージーが You never~ で始めた文章に対して
ジェームスは Yes と答えていますが、日本語で考えるとアベコベな感じがしますね。
「結婚したくなかったんでしょう?」と問われて、Yes「はい」と答えているのに
意味としては No「いや(君と結婚したかった)」となっています。
これはスージーの問いかけが never(否定)でなされているためで
通常は否定の問いかけに「はい、そうです」と答えたい時は No、
「いいえ、違います」の時は Yes となります。
日本語の感覚で考えると混乱しやすいのですが
否定形でなされた質問(~じゃないんでしょ)かどうか
そこに注意して聞き取る事がまずポイントです。
このシーンのように否定形でなされた質問の場合、
「はい」なら No、「いいえ」なら Yes、と日本語の感覚とは逆の受け答えになります。
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