take the fall
「MR. ROBOT/ミスター・ロボット」シーズン1 第7話より:
take the fall
身代わりで逮捕される、他人の罪をかぶる
アンジェラは自分の母が命を落とした原因である、Eコープの有害廃棄物問題で 容疑者とされているコルビーに面会し、ある取引を持ち掛ける。 コルビーはもう一つ、MR.ROBOTが以前に仕組み、 エリオットが阻止したサーバーアタック事件でも犯人を手助けした罪を問われており 裁判が迫っていた。 アンジェラはサーバーアタック事件については、 自分やエリオットが勤めているセキュリティ会社に落ち度があったことを証言する代わりに 有害廃棄物問題では自らの罪を認めるようコルビーに持ち掛け、彼はそれを受諾する。 だがアンジェラの上司・ギデオンは、そもそも会社に落ち度など無かったし そんな嘘の証言をすれば、皆が破滅するのだと彼女に考え直すよう迫るのだった。
Well, you just made a long day longer.
全く、君はきつい一日を更にきつくしてくれるな。(ギデオン)
(中略)
Once this confession goes public, no one will want to do business with us.
君がそんな証言をしたら、誰もうちとは取引をしなくなる。(ギデオン)
The company will go under.
会社が潰れるんだ。(ギデオン)
I couldn't let Colby take the fall for something that I did. でも私の不注意でコルビーに濡れ衣を着せるわけにはいきません。(アンジェラ) (中略)
Angela! Please. Stop lying.
アンジェラ! 頼むからウソはやめてくれ。(ギデオン)
You do this, all these people go down.
本当にやれば、皆が破滅するんだぞ。(ギデオン)
All their families that rely on what this company provides for them.
うちの給料に頼っている彼らの家族もだ。(ギデオン)
long day 「忙しくて大変な一日、長く感じる一日」。 go under 「沈む、溺れる、(経営等が)失敗する、倒産する、破滅する」。 そして take the fall は「身代わりで逮捕される、他人の罪をかぶる」。 fall には「落ちる、倒れる」等のほかに「堕落、転落、罪」といった意味もあり 直訳すると take the fall「その罪を引き受ける」 =「身代わりで逮捕される、他人の罪をかぶる」となります。 またスポーツの場面では「八百長(わざと負ける、負けを引き受ける)」という意味でも 使われるようです。 rely on~ 「~に頼る、~を信頼する」。 provide 「提供する、養う」。 what this company provides for them(この会社が彼らに提供するもの)=「給料」。 お母さんの弔い合戦という気持ちは分かりますが、アンジェラの暴走が怖い・・・。 自分でもウソと分かっているのか、本気で錯覚してるのか、 やらかしそうな雰囲気がプンプン漂っております。 ※「MR. ROBOT/ミスター・ロボット」は Amazonプライムで視聴出来ます(2016年11月現在)。