follow through
「MR. ROBOT/ミスター・ロボット」シーズン2 第4話より:
follow through
最後までやり抜く、(契約、約束等を)守り抜く、(命令等に)最後まで従う
ハロウィーンの日、エリオットのもとにダーリーンが訪ねてくる。 久々に雑談をする中で、エリオットは彼女に、自分は再び精神科に通っている事を話す。 彼は日々、別人格を呼び起こさないよう、注意しながら暮らしてきたのだが ハロウィーンの仮装のつもりか、fソサエティの仲間が被っているお面をつけた途端、 MR.ROBOTが現れてしまう。 そして目下データベース再構築中のEコープを、 今度こそ完全に叩きつぶす方法をダーリーンに語り出す。
The hard part would be after, during the fallout.
難しいのはその後だ、実行した後。(エリオット)
That's the key. The follow through. それこそが鍵なんだ。 後始末さ。(エリオット)
They'd have an opportunity to reset, rebuild their database.
向こうはデータベースを再構築しようとするだろう。(エリオット)
We couldn't let them.
それを阻止しないと。(エリオット)
It'd be tempting to lay off them afterwards,
実行した後は放置したくなるもんだが、(エリオット)
but that's when you have to go in for more.
そこでもっと攻撃すべきなんだ。(エリオット)
(中略)
… Dude, you're freaking me out.
・・・あんた、ちょっと怖いんだけど。(ダーリーン)
fallout「放射性降下物、死の灰」。 核実験や原発事故によりばらまかれた放射性物質が、 事故後にじわじわと遠くまで拡散し、広範囲に降ることを表す語です。 ここでは、データベース破壊の後、という意味で使われており 「(破壊が巻き越した)混乱、余波」といった感じでしょうか。 そして follow through は 「最後までやり抜く、(契約、約束等を)守り抜く、(命令等に)最後まで従う」。 follow「続く、従う」、through「通る、通過する、貫く」、 =「(ある事が終わるまで)やり通す、従い続ける」となります。 そういえば、BBCの車番組「トップギア」の「有名人レースコーナー」で使うレース場に “フォロースルー”と名のついた高速コーナーがありました。 あれは follow through 本来の意味から想像するに 「ひたすら突っ走る、アクセル全開で攻め続けるコーナー」といった意味なのかなと ふと思い出しました。 ともかく革命でもレースでも「最後まで貫く」のが成功を呼ぶ鍵かもしれませんね。 lay off 「(従業員を)一時解雇する、構うのをやめる、放っておく」。 go in 「(家などの)中に入る、(物が)ぴったりおさまる、参加する、攻撃する」。 マスクをかぶるや否や、別人格のスイッチが入ったようで ダーリーンに怖がられてしまうエリオット。 一体、あと何人の人格が彼の中に隠れているのか (実はタイレルも自分だった・・・ということはないか・笑) それに寄って話の展開も変わってきそうです。 ※「MR. ROBOT/ミスター・ロボット」は Amazonプライムで視聴出来ます(2016年11月現在)。