ザ・メンタリスト シーズン5 第22話より:

in a manner of words
言うなれば


レッド・ジョンと思われる犯人の犠牲となったアイリーンは
ジェーンの幼馴染みであり、サーカス巡業の仲間であった。

やがてアイリーンはジェーン一家と同じように旅巡業をしていた
ピートの甥・ロディと恋仲になったが、
彼女の叔父で育ての親でもあったショーンは、彼を毛嫌いしていたという。

ピートによれば、ショーンは姪のアイリーンが自分のいう事を聞かず、
ロディと結ばれた事に激高し、
彼女を勘当した上にロディにも復讐を誓っていたというが・・・。

Why does he hate Roddy?
なぜショーンはロディを嫌ってた?(ジェーン)

The travel circuit in Britain and Ireland is a tough go.
イギリスとアイルランドの旅巡業はキツいし。(ピート)

And Roddy used to be a little salty.
ロディも昔は荒れてたから。(ピート)

(中略)

He disowned Eileen, called her a whore.
奴はアイリーンを勘当し、売女呼ばわりしてた。(ピート)

He demanded money from Roddy for payment for lost Barlow property.
その上ロディに金を要求したのさ、姪を盗んだ償いとして。(ピート)

Roddy refused, of course,
ロディは当然拒んだ、(ピート)

and Sean accused him of theft and swore vengeance.
するとショーンは訴えて復讐してやると。(ピート)

Swore vengeance?
復讐する?(ジェーン)

In a manner of words, yeah.
言うなればな。(ピート)


tough go「(やり抜くのが)難しい事、大変な事」。

salty「塩気のある、しょっぱい、辛辣な、無愛想な」。

アイドルのファンに対する素っ気ない対応を“塩対応”と言うそうで
salty は、正にそんな感じかもしれません。

可愛い女の子ならまだしも、ひげ面の大男が salty では
周囲とモメる事もあったのでしょう。

disown「勘当する、繋がりを否認する」

demand「(権利として)要求する、強く求める」。

demand で思い出しましたが
この前日本マクドナルドがここ数年の不調を脱し、増益を達成したというニュースで
カサノヴァ社長のインタビューを放送していました。

その中で彼女が繰り返し言っていたのが
Japanese customers are demanding(日本の顧客は要求が高い)という言葉で
日本独特のサービスレベルを考慮したという話でした。

一時は記者会見の際の態度(?)で叩かれていたカサノヴァさんが
あれから随分“日本式”を研究されたという印象。

何やかや言っても優秀な人なんだなと思いました。

vengeance「復讐」。

そして in a manner of words は「言うなれば」。

よく使われるのは in a manner of speaking「ある意味では、いわば」、
speaking でも words でも、意味はほぼ同じなんですね。

ここでは vengeance「復讐」という言葉が会話の需要な鍵ですから
words となったのかもしれません。


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