スタートアップ シーズン1 第3話より:

well-versed
精通している、詳しい、造詣が深い


イジーとロナルドの言い合いにうんざりしたニックは
ジェンコインに関わるべきかどうか考え直す事にする。

そしてその夜、逃亡中の父・アンドリューがこっそり顔を見せる。

ニックは父から突然大金を託されたせいで、
ギャングに脅され、FBIに嗅ぎ回られている不満を
ここぞとばかりにぶちまける。

I had no idea what I was walking into!
こっちは何に巻き込まれてるかも知らされてないんだ!(ニック)

Did someone talk to you?
誰かと話したか?(アンドリュー)

Yeah, someone talked to me! Ronald talked to me!
ああ話したよ! ロナルドって奴と!(ニック)

(中略)

He was about to kill me!
彼に殺されるところだった!(ニック)

Then the FBI came to my office. Guess how much that sucked.
さらにFBIが会社に来た。 最悪だったよ。(ニック)

(中略)

What did you tell him?
何を話した?(アンドリュー)

I didn’t tell him anything, but he could see it all over my face.
何も言ってない、でも表情でバレたさ。(ニック)

I’m not well-versed in this like you!
あんたと違ってこんな事に慣れてないんだ!(ニック)

Yeah, it’s okay. You did good.
よし、それでいい。 よくやった。(アンドリュー)

Look, he won’t do anything to you, okay? He can’t.
あいつはお前に手出しは出来ない、安心しろ。(アンドリュー)


walk into~「~に足を踏み入れる、(落とし穴等に)うっかり嵌まる」。

suck「下手くそ、酷い、最悪」。

guess how much that sucked(どれほど最悪だったか想像してみろ)
=「最悪だった」。

he could see it all over my face(自分の顔に彼は[答えを]見ただろう)
=「表情でバレた」。

そして well-versed は「精通している、詳しい、造詣が深い」。

verse の意味は「詩、韻文」の他に「(経験や研究により)親しませる、習熟させる」
=「精通している、詳しい、造詣が深い」となります。

使い方としてはニックのセリフにもあるように
well-versed in「~について詳しい・精通している」と in を用いることが多いようです。

迷惑な父ちゃんだけど、やっぱり肉親の気安さもあるのか
言いたい事を存分にぶちまけるニック。

自分も父ちゃんから預かったお金を勝手に流用しているのに(笑)。

ロナルドはニックの事を名前ではなく south beach(サウス・ビーチ)と呼んでいて
調べたらこれはマイアミの代表的な観光都市、お洒落エリアの事で
ニックはそこに住んでいる、つまり金持ち坊ちゃん、みたいな意味のようです。


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