ザ・メンタリスト シーズン6 第12話より:
root out
(見つけづらい物や人を)見つけ出す、(物や障害を)除去する、根から絶つ
ジェーンは不審な死を遂げた地図技師・チャールズの事件を解決に導くべく
彼の弟・カーティスを使うことを思いつく。
だがカーティスには、逮捕理由になりそうな違反は一つも見当たらない。
そこでジェーンはある日、彼を職場に尋ねてわざと激高させ
自分を小突かせて、暴行罪での現行犯逮捕を仕向ける。
このジェーンの無茶なやり方にカーティスは腹を立てるが
キムの説得により、兄のために一肌脱ぐ気になる。
Mr. Whitaker, you don’t need a lawyer.
ウィテカーさん、弁護士は必要ありません。(キム)
Damn right.
そうだとも。(カーティス)
Any clown on the street could tell you that battery charge won’t stick.
どんなバカだって分かる、あんなのが暴行罪のはずがない。(カーティス)
(中略)
We think that Charles was hunting for a spy at work.
チャールズはスパイ探しをしてた可能性がある。(キム)
(中略)
Somebody was stealing and selling sensitive military data.
誰かが社内の軍事データを密売してた。(キム)
Charles caught on to it.
彼はそれに気づいた。(キム)
Sounds exactly like the kind of half-baked fantasy Charles would have cooked up.
いかにも兄さんが考えそうな半端な妄想だ。(カーティス)
Except it’s true.
現実よ。(キム)
You’re saying my brother got killed for rooting out a spy?
兄はスパイの追跡で殺されたと?(カーティス)
Yes.
そうよ。(キム)
…And now you need my help?
・・・で、私は何を?(カーティス)
このシーンで battery charge という単語に引っかかりました、「充電?」と。
しかし調べてみると battery には「電池」の他に
「殴打、強打」という意味があるそうで、へぇ~っ、英語ってフシギです~。
そしては charge「請求する、非難する、告発する」。
つまり battery charge は「暴行容疑での告発」という意味になるんですね~、面白い。
stick「人を非難する、罰する」。
that battery charge won’t stick(あの暴行容疑では罰せられまい)。
catch on~「~の意味を理解する、(状況等を)つかむ・飲み込む」。
half-baked は直訳すると「半分焼けた」、そこから「生焼けの、不完全な、生半可な」。
cook up「ごまかす、話をでっち上げる、細工をする」。
そして root out は直訳すると「根っこ(あるいは根のような物)を引き抜く」、
そこから「(見つけづらい物や人を)見つけ出す、(物や障害を)除去する、根から絶つ」となります。
この話のように見つけづらい人物を探して見つける、
問題の根幹を突き止める、何かの理由を探り当てる、
または害を成す、邪魔な存在を「取り除く、根から絶つ」という時に使われる表現です。
そういえば日本語でも、徹底的に探し回る事を“草の根を分けても探す”と言いますね。
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