ザ・メンタリスト シーズン6 第10話より:

arm’s length
手の届く距離に、一定の距離感を保って、よそよそしく


はるばるワシントンからやってきたリズボンの説得に応じて
ジェーンはFBIでの初仕事に臨む事になる。

また条件としてリズボンも捜査に加えることを認めさせ
FBIオフィスに向かうと、そこにはCBIの同僚だったチョウ、
そしてジェーンが島で知り合った女性・キムの姿があった。

実はキムは偶然ジェーンと知り合ったのではなく
覆面捜査官として彼と接触していたのだった。

You know, you can relax. Everything’s good.
肩の力を抜いてよ。 大丈夫だ。(ジェーン)

You’re still a federal detainee, and you’re in my charge, so, no, I won’t relax.
あなたはまだ勾留中の身だし、私は監視役なの、だから気は抜かない。(キム)

(中略)

You will stay within arm’s length of F.B.I. personnel at all times.
常に捜査官の手が届く範囲にいなさい。(キム)

Any foolishness, and you go back to detention.
妙なマネをしたら、拘置所へ逆戻りよ。(キム)

She wasn’t at all like this on the island.
島で会った時とは別人だな。(ジェーン)

(中略)

I was using a false persona.
別人を演じてたのよ。(キム)

Actually, I don’t think so. I think that was the real you.
違うと思うな。 島での君が本当の姿だ。(ジェーン)

I think this federal she-wolf shtick is, in fact, a false persona.
今の君の方が偽りの姿だよ。(ジェーン)


detainee「(特に政治的理由による)勾留者、政治犯」。

in charge「~の係、~担当、~の受け持ち」。

you’re in my charge(あなたは私の受け持ち)=「私は監視役」。

そして arm’s length は直訳すると「腕の長さ」、
そこから「手の届く距離に、一定の距離感を保って、よそよそしく」となります。

このフレーズで示される「腕の長さの距離」に込められる意味は

1.その範囲内にある(居る)事
2.その間隔を保つ事

この2種類があり、1の場合は「腕の長さの内側(離れるな)」という意味、
2の場合は「腕の長さの外側(近づくな)」という意味になります。

よく契約の場面などでも arm’s length が使われることがあるようですが
この場合は「よそよそしさ、適切な距離感」など
ビジネスライクなやり取りを示唆する意味合いがほとんどだと思います。

false persona「偽りの人格」。

she-wolf「メス狼、(女性への比喩として)貪欲な、猛烈な」。

shtick「(舞台劇等での)お決まりの所作、特技」。

federal she-wolf shtick(いかにもやり手の女性捜査官っぽい所作)。

レッドジョンの件が片付いたあとは、ジェーンとリズボン、
そしてキム(ジェーンの事好きみたい)のそっちの話もありそうですね。


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