ザ・メンタリスト シーズン6 第15話より:

don’t jump to conclusions
結論を急ぐな、落ち着け


ジェーン、チョウと久々に飲んだリグスビーは
チョウの運転で妻の待つホテルに戻ってくるが、
なぜか部屋のドアが開いていることに気づく。

慌ててチョウと部屋に駆け込むが、そこに妻の姿はなく
若干荒らされた様子と、財布やバッグが置き去りであることから
リグスビーはこれは誘拐だと直感する。

Why’s the door to your room open?
何故ドアが開いてるんだ?(チョウ)

I don’t know.
さあ。(リグスビー)

Grace? Grace!?
グレース? グレース!?(リグスビー)

Keys are still on the table. So is her wallet.
部屋の鍵は置いたままだ。 それに財布も。(リグスビー)

There’s a perfectly reasonable explanation for this, right?
これってまさか誘拐じゃないよな?(リグスビー)

Please tell me there’s one.
どうなってるんだ。(リグスビー)

Don’t jump to conclusions.
落ち着け。(チョウ)

What are you doing?
何をしてる?(リグスビー)

Calling her cell.
彼女の携帯にかけてる。(チョウ)


so is~「~もまた」。

So is her wallet(彼女の財布もまたそうだ)=「財布も置きっぱなしである」。

so is he(彼もまたそうです)、so am I (私もまたそうです)など
前の会話に同調する際に使われます。

so の後に何が来るかは、前の会話によって異なります。

I love flowers!(花が大好きです!)に答えるなら So do I(私も大好きです)、
I’m a dog lover(私は犬好きです)なら So am I(私も大好きです)と
相手の使った動詞に応じて変わります。

ここでは前の文章が Keys are ~ なので So is ~(財布は一つなので are でなく is)、
もし財布も複数だったら So are her wallets となります。

reasonable「妥当な、理屈に合う、適正な」。

リースナブルな価格、といった使われ方を多く耳にするので
reasonable =「安い」みたいなイメージも湧いてきますが
本来の意味は「妥当な、理屈に合う、適正な」。

ですからリースナブルな価格と言ったら「品質に見合う妥当な価格」、
ただただ安い!ではないんですね。

There’s a perfectly reasonable explanation for this
(この状況には完璧に妥当な説明がつく)=「誘拐しかない」。

リグスビーも捜査員でしたから状況から察しはつく、
もしそうならすぐに何とかしないと・・・チョウはどう思うか知りたい。

なので Please tell me there’s one(妥当な説明がつくと言ってくれ)
=「誘拐だと言ってくれ」。

このあたりはやはり、リグスビーは一般人ではない思考力がありますよね。

誘拐なんてウソだ信じたくない、というよりも、ならば一刻も早く動かなければ、という
解決する側ならではの言葉だと思いました。

そして don’t jump to conclusions は直訳すると「結論に飛びつくな」
そのまま「結論を急ぐな、落ち着け」となります。

非常事態にワチャワチャする側じゃなく、
これをクールに言える側でありたいものだけど・・・まあ無理か(笑)。


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