ザ・メンタリスト シーズン6 第15話より:
a price above rubies
素晴らしい妻、美徳を備えた妻
臨時でFBIの捜査に加わったリグスビーとヴァンペルトの夫婦。
リグスビーは久々の現場に、
チョウやジェーンといった昔仲間と再会出来てテンションも高い。
ある夜、再会を祝して男たちで飲みに行こうという話がまとまり
リグスビーはホテルで一人留守番の妻にお伺いの電話を入れると
電話越しのヴァンペルトは、快く彼を送り出すのだった。
She said I should be out having a drink with you guys,
グレースも皆と飲んで来いってさ、(リグスビー)
said it would be good for me.
俺に楽しんで欲しいって。(リグスビー)
She’s a smart woman.
いい女房だな。(チョウ)
Yeah, she is. I’m a lucky man. She’s the best.
ああ、本当に。俺は幸せ者だよ。 彼女は最高だ。(リグスビー)
A price above rubies, Grace.
素晴らしい奥さん、グレースに乾杯。(ジェーン)
To Grace.
グレースに。(リグスビーとチョウ)
(中略)
I got to get back to my wife.
じゃあ俺はそろそろ帰るよ。(リグスビー)
(中略)
Let’s get something to eat.
何か食ってくか。(チョウ)
Yeah, I think I saw a drive-through on the way over.
ああ、この先にドライブスルーがあった。(リグスビー)
They had chimichangas.
チミチャンガが食える。(リグスビー)
Same old Rigsby.
お前も相変わらずだな。(チョウ)
have a drink「一杯ひっかける、軽く飲む」。
直訳すれば「一杯飲む」、そのまま「帰りがけに軽く一杯やる」という感じです。
a smart woman(聡明な女性、粋な女性)。
亭主殿の男同士の付き合いも察せられる、気の利いた女性という感じでしょうか。
そして a price above rubies は直訳すると「ルビーよりも価値が高い」、
そこから「素晴らしい奥さん」という意味になります。
英語の解説では 気高く(a noble)有能(capable)貞淑(moral goodness)な妻、
こういう女性を a price above rubies / far above rubies という言葉で
称えることがあるようです。
日本語では“良妻賢母”“賢夫人”といった感じかもしれませんね。
とにかくリグスビーの妻へのゾッコンぶりが分かる、いいシーンです。
chimichanga「チミチャンガ(揚げたブリトー)」。
same old「お決まりの、相変わらずの」。
Same old Rigsby(相変わらずのリグスビー)。
リグスビーは基本食いしん坊、CBI時代もいつでも何かを食べていたので
チョウはそのことを言っています。
また代わり映えのない日常について誰かに聞かれた時、
It’s the same old, same old…(もう相変わらずでさ・・・)と、
same old を繰り返すと、飽き飽きした感じがよく伝わると思います(笑)。
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