ホワイトカラー シーズン4 第10話より:
get the jump on
出し抜く、(相手の)一歩先を行く
ニールとモジー、サムはピーターに内緒で黒幕をおびき出す計画の準備を進める中、
ピーターは極秘裏にサムの素性を調べ上げ、ある事実を掴んでいた。
そんな折、突然姿を消すサム。
モジーからサムが消えたと連絡を受けたニールはある予感を感じ、
3人で黒幕をおびき寄せる場所に定めていた空き倉庫へ向かう。
するとそこで両手両足を縛られ、
チンピラ風の男に暴行を受けているサムを発見する。
男の隙を見てサムを救出したニールが
なぜ一人で敵と対峙したのかと問う場面からです。
Why did you come alone?
どうして一人で来たんだ?(ニール)
I got tired of waiting for answers.
もう答えを待つのに疲れたからさ。(サム)
I thought if I threatened whoever showed, he’d tell me everything.
誰であろうと現れた奴を締め上げて、知ってる事を全て吐かせようと思ったんだ。(サム)
And I didn’t want you getting hurt if things went bad.
それにもし俺がしくじった時、お前を巻き込みたくなかった。(サム)
He got the jump on you.
だが奴の方が一歩先を行ったわけか。(ニール)
whoever「誰でも、誰であろうと」、
go bad 「(事態が)悪化する、上手くいかなくなる」。
そして get the jump on は「出し抜く、(相手の)一歩先を行く」という意味です。
敵の方がサムの意図を察し、彼の頭上をピョーンと飛び越えて
先に待ち伏せされてしまった、というニュアンスがよく伝わる表現だと思います。