ザ・メンタリスト シーズン6 第19話より:
loosen one’s tongues
口が軽くなる、口を割る
ある夜、ジェーンは買い物途中で怪しい男を見つけ
彼が女性を監禁していたことを見破る。
男は誘拐犯などではなく、銃創を負ったその女性を道端で見つけ、
助けようとしたことが分かったが、その女性を身元を辿ると
若い女性をターゲットにした人身売買が行われている事が判明。
FBIは人身売買組織の中心であるカシミ兄弟を連行するが
彼らは組織のボスの報復を恐れ、名前はおろか何も情報を話そうとしない。
You look uncomfortable. We’re here to help you.
居心地が悪そうだな。 助けてやる。(チョウ)
Help? You’ve killed me.
助けるだと? 俺を殺しておいて。(カシミ兄弟)
Just by bringing us here, my brother and I are already dead.
ここに連行された時点で、俺たちは死んだも同然だ。(カシミ兄弟)
We’re just about the only people who can help you now.
私たちが助けてあげる。(リズボン)
No. You have no idea who you’re dealing with.
無理だ。 相手を甘く見すぎてる。(カシミ兄弟)
You people are amateurs compared to him.
あんたらじゃ彼には太刀打ちできない。(カシミ兄弟)
(中略)
Maybe some time in general pop will loosen their tongues.
少し時間がたてば口を割るかも。(リズボン)
Maybe, but I don’t have high hopes.
ええまあ、だが望み薄でしょう。(チョウ)
dealing with「取り扱う、対応・対処する」。
You have no idea who you’re dealing with(対応する相手を全く分かっていない)
=「相手を甘く見すぎてる」。
amateur「アマチュア、素人、未熟者」。
compared to~「~に比べて」。
You people are amateurs compared to him(あんたらは彼に比べれば素人だ)
=「彼には太刀打ちできない」。
some time は「そのうち、そう遠くないうち」、
sometime は「いつか、将来」、
sometimes は「時々」。
some time と sometime は紛らわしいですが、some time「そのうち」は
sometime「いつか」よりは近い未来を表します。
カシミ兄弟が some time「そのうち」口を割るかもしれない、というのは
「いつか・将来」ほどに先の予測ではないですよね。
そして loosen one’s tongues は直訳すると「舌がゆるむ」、
そこから転じて「口が軽くなる、口を割る」。
黙っていようとした事を話してしまう、と言う感じで
時の経過と共に、もしくはお酒の勢いなどで、つい話す気になる・・・
loosen one’s tongues はそんな時に使える表現です。
have high hopes「望みを大きくする」。
I don’t have high hopes(望みは大きく持たない)=「望み薄だ」。
組織の長はよほど恐ろしい人物らしく、
ジェーンにとって、彼がシーズン6最後の強敵のようです。
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