エンパイア 成功の代償 シーズン1 第6話より:
jam something down one’s throat
(考えや主張を)ごり押しする、押し付ける
エンパイアは上場に向けて、
収益の上がらないアーティストをリストラする事になる。
その候補にエル・ダラスがいる事を知ったクッキーは
自分にエルの再起を任せて欲しいとルシウスに直訴。
今は薬物中毒でしばらくヒットもないが、
かつてのエルはエンパイアの黎明期を支えたドル箱スターであり
クッキーは個人的にも彼女に恩義を感じているのだった。
その一方でクッキーは、今度のジャマルの新曲にヒットの予兆を感じ
ルシウスにPR費をもっとかけて欲しいとアピールする。
You know the song is good.
いい曲だろ。(クッキー)
You mean the three-and-a-half-minute piece of crap,
あの3分半のクズみたいな曲のことか、(ルシウス)
that he keeps telling me to kiss his ass?
俺をコケにしてるやつ?(ルシウス)
Yeah, that’s song.
そう、その曲。(クッキー)
It’s not funny.
笑えないぞ。(ルシウス)
Look, it’s going to be a hit. That’s all that matters.
ねえ、この曲はヒット確実だよ。 それが肝心だろ。(クッキー)
What matters is the fact that I came down here personally to introduce you to Elle Dallas,
俺がわざわざお前にエルを紹介しようってのに、(ルシウス)
and all you can do is jam Jamal down my throat?
お前はさっきからジャマルの売り込みばかりじゃないか?(ルシウス)
Like he said in his song, keep your money?
あいつも歌ってるじゃないか、俺の金は取っとけって?(ルシウス)
That’s what I’m gonna do. I’m gonna keep my money.
そうするよ。 ジャマルに金を出す気はない。(ルシウス)
that’s all that matters「それが大事である、肝心な事である」。
that’s all「それが全て」matter「問題・事柄」
=「気にすべき事はそれだけ、それが肝心な事である」となります。
what matters is~「大切・重要なのは~だ」。
ルシウスも matter にかけて言い返しています。
What matters is the fact(重要なのはこの事実だ)、
that I came down here personally to introduce you to Elle Dallas.
(エルをお前に紹介するために、俺が直々に出向いてきたこと)。
ジャマルの曲より、俺様がこうしてやって来たことの方が重要だ、という感じで
さすがライオン家のキング。
そして jam something down one’s throat は直訳すると「人の喉に何かを無理やり押し込む」、
そこから「(考えや主張を)ごり押しする、押し付ける」となります。
jam はパンに塗る「ジャム」の他に「詰め込む、押し込む」といった意味もあり
今回はその意味で用いられています。
jam Jamal down my throat(ジャマルを俺の喉に押し込む)
=「[ルシウスに]ジャマルを売り込む・ごり押しする」。
ここで話題になっているジャマルの曲は、お金がテーマになっていて
お前の金はいらない、俺は自分で生きるから、みたいな
完全にルシウスへの当てつけソングなのは本当です(笑)。
またこの曲がカッコイイんですよね、普通にビルボード100には入りそうな完成度で
ティンバランドがこのドラマの音楽を担当しているそうですが
今のところ捨て曲は一曲もないという感じです。
エンパイアの曲がどれもあまりにも良いので、サントラも(夫が)持ってます。
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